イレウス 予防。 【周手術期】術後に起こる術後腸閉塞(イレウス)の根拠と看護目標・計画

腸閉塞の予防法【食事・ヨーグルト・運動・漢方薬・水分】

イレウス 予防

腸閉塞で起こる食事のトラブルとは? 腸閉塞は、 腸が詰まることで消化液やガス・糞便などが溜まって膨らんでしまう病気です。 腸が詰まる原因としては、がんなどの腫瘍や腹部の手術後の癒着、慢性的な便秘などが挙げられます。 腸閉塞になってしまうと、お腹にいろいろなものが溜め込まれ、膨らんで苦しくなります。 さらに排便ができないため、食事をすればするほど詰まりはひどくなり、ついには嘔吐を引き起こすことになります。 重症化すれば栄養の吸収だけでなく水分の吸収も出来なくなり、 脱水症状や栄養失調に陥って意識障害が起きることもあります。 また、腸の蠕動運動は免疫機能にも深く関わっており、腸が動かなくなった後に腸内細菌が異常な増殖をして感染症へと発展することもあります。 適切な治療をしなければ、やがては命を落とす危険性も出てきます。 腸閉塞とイレウスの違いとは? 「腸閉塞」と「イレウス」は、ともに腸が正常な消化運動をしなくなることによって腹痛、吐き気・嘔吐、腹部膨満感などの症状を引き起こす病気です。 一般的に腸閉塞とイレウスは同一の病気と考えられがちですが、 腸閉塞は腸が硬くなった便によって詰まったり、大腸がんなどの病変によって内腔が著しく狭くなったりすることによって生じる病気です。 一方、 イレウスは腸の動きが麻痺して消化運動がストップする病気のことを指します。 つまり、腸閉塞は物理的に腸が閉塞する病気のこと、イレウスは腸が麻痺して動かなくなる病気のことなのです。 腸閉塞のとき、どんな食事を摂ればいい? 腸閉塞を発症したときは、基本的に腸管を休ませるために絶食し、エネルギーや水分を補給するための点滴治療が行われます。 絶食の期間は重症度や回復の速さによって異なりますが、一週間程度になるのが一般的です。 食事を開始した後は おかゆなど消化のよいものを中心としたメニューを心がけ、野菜やこんにゃくなど食物繊維が多いものや脂っこいものは腸管を詰まりやすくする原因になりますのでできるだけ控えましょう。 食事で腸閉塞を予防できる? 腸閉塞は重症化すると危険な病気ですが、便秘が原因の腸閉塞に関しては日々の習慣で予防することができますので、 規則的な排便できる体作りが大切です。 そのためには、適度に消化できるように 食べ過ぎや早食いを控えるように心がけましょう。 また、 便が固くなりすぎないように水分はこまめに摂るようにして、さつまいもやごぼうなど排便を助ける 食物繊維を積極的に食べるようにしてください。 ただし、不溶性食物繊維の摂りすぎは便秘を悪化させることがあるので注意しましょう。 便秘の予防のためには、 腸の蠕動運動を助ける善玉菌を増やすために、ヨーグルトや納豆などもたくさん食べることも大切です。 豆腐や白身魚・りんごなどの「消化しやすい食べもの」を積極的に増やすことで便秘が改善しやすくなりますが、栄養が偏らないように注意してください。 控えたほうがよい食べ物は? 脂っこい料理は、胃腸で消化が追いつかずに溜まってしまうことがあるので控えましょう。 また、アルコールは腸の蠕動運動を低下させ、便が固くすることで便秘を引き起こすことがあります。 飲酒の習慣がある人はアルコールを摂りすぎないようにしましょう。 腸閉塞予防におすすめのレシピはある? 腸閉塞を予防するには、消化がよく、排便されやすいものを意識して摂るようにしましょう。 ここでは腸閉塞の予防におすすめのレシピを3つご紹介します。 卵うどん 食事制限中でもしっかりとカロリーや糖質を摂らないと活動に必要なエネルギーを確保できません。 がっつり主食を食べたいときは柔らかく煮込んだうどんがおすすめです。 まず、昆布や鰹節でしっかりとった出汁をしょうゆやみりん、酒などでお好みに整えます。 チルドうどんは半分の長さにカットして出汁の中に投入し、コトコトと柔らかくなるまで煮込みます。 十分な柔らかさになったら、溶き卵を回し入れて完成です。 白身魚あんかけ豆腐 良質なたんぱく質を摂取するには、白身魚と豆腐がおすすめです。 さっぱりしたあんかけにすることで余分な油分をカットすることができます。 タラなどお好みの白身魚は細かくカットしてだし汁で十分に火が通るまで煮込みます。 火が通ったらさらに細かくほぐして塩コショウなどでお好みに味付けし、出汁に水溶き片栗粉を投入して適度なとろみをつけます。 とろみ餡を水切りした絹豆腐に回しかければ完成です。 鳥ムース 腸閉塞の兆候がある時や腸閉塞発症後におすすめなのが消化の良いムースです。 鶏肉を使うことで満足感のある一品に仕上げることができます。 鶏むね肉は熱湯でよく煮込んで煮汁少量と共にフードプロセッサーに投入し、滑らかになるまで攪拌します。 そこに、マッシュして柔らかくしたジャガイモを混ぜ合わせ、塩コショウなどで味を整えれば完成です。 おわりに:腸閉塞予防のために普段から便秘になりにくい食生活を心がけよう 腸閉塞の予防のためには、消化にいい食べ物を食べたり、水分をこまめに摂取したりといった日頃の食生活の改善が欠かせません。 便秘気味の方は腸閉塞の発症リスクが高いとされるので、便通がよくなるような食事内容を心がけてください。

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食事内容の改善などで目指せる腸閉塞(イレウス)の予防

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小腸(小腸閉塞)ってどんな病気? 小腸は体の中で最も長い臓器です。 およそ6mほどの管のかたちをしていますが、ぐるぐると曲がりくねった状態で体の中に収まっています。 胃や十二指腸で消化された食べ物を分解し、栄養素を吸収する働きを持ちます。 小腸イレウス(小腸閉塞)は、腸の内部を通る食べ物や消化液、ガスなどの流れが止まってしまう病気です。 口から入った食べ物や体内で分泌される消化液は、食道を通過し肛門から排出されるまで、一方通行で流れていくのが正常な状態です。 小腸管がふさがると食べ物や消化液がそこに溜まってしまい、さまざまな症状を引き起こします。 小腸イレウスの症状• お腹が膨れる• 排便・排ガスが止まる• 便秘または下痢• 発熱 小腸イレウスが悪化すると起こる症状• 顔面蒼白• 脈拍が速くなる• 脱水症状• 電解質異常• ショック状態• 意識障害 小腸イレウスになる原因は? 小腸イレウスは原因によって分類され、症状がそれぞれ異なります。 機械的腸閉塞 腸管に変形などの異常が発生し、食べ物や消化液の通過を妨げます。 小腸イレウスの約9割が機械的腸閉塞によるものです。 腸管に血行障害が認められるかどうかで、さらにふたつのタイプに分類されます。 単純性イレウス 血行障害はありません。 原因の多くは腹膜炎など腹部の手術後に発生する癒着です。 腸と腹腔壁、腸同士がくっつき、腸管が後天的にふさがったり曲がってしまいます。 すると小腸の運動に伴い、激しい痛みに襲われます。 手術を原因とするほか、便秘、腫瘍や圧迫、異物の誤飲、先天性によるケースがあります。 複雑性イレウス 腸管が癒着するなどした結果、 小腸にねじれや絞めつけがみられ、血行障害を引き起こします。 急激に腹痛が発生し、痛みはどんどん強くなります。 血液が十分に送られず小腸が壊死するおそれがありますので、緊急手術が必要です。 対応が遅れると、小腸に穴が開いたり、細菌感染による敗血症、多臓器不全、腹膜炎などに進行する可能性があります。 機能的イレウス 腸の働きに異常が発生し、イレウスを引き起こします。 腸管が麻痺または痙攣し、食べ物や消化液の流れが止まることを原因とします。 麻痺性イレウスと痙攣性イレウスがあります。 麻痺性イレウス 腸炎や腹膜炎、血液中の電解質異常、特定の薬剤の影響などが原因として考えられています。 痙攣性イレウス 中耳炎などの炎症や胆石、神経異常によって腸管が痙攣します。 小腸イレウスってどうやって治療するの? 小腸イレウスの診断ではまず問診と血液検査を行います。 それから発症を疑われる部位を特定するための検査に進みます。 レントゲン(X線)検査で患部の特定ができる場合が多いですが、そのほかCT検査や超音波検査なども実施されています。 治療の基本は保存療法で、絶食と点滴です。 口から水分や栄養分を摂取すると、消化管を働かせ負担をかけてしまいますので、点滴での水分・電解質の補給でエネルギーを確保します。 そのため 入院しながら治療を行うのが一般的です。 小腸イレウスは原因によって分類されますが、治療法もそれぞれ異なります。 保存療法のほかに行う治療法を紹介します。 単純性イレウス 腸管にかかる圧力を和らげる「減圧療法」を行います。 チューブを鼻や肛門から入れて腸の内容物を排出します。 保存療法や減圧でも効果がみられないと、手術が必要になります。 複雑性イレウス 重篤な症状を招く可能性が高いため 緊急手術が必要です。 症状に応じて手術法を選択します。 機能的イレウス 保存療法で様子をみます。 入院期間は1~2週間程度で改善がみられるケースが多いです。 ただし重症化していたり慢性化していると、手術が検討されることがあります。 小腸イレウスは予防できる? 小腸イレウスはお腹の手術を受けたことがある人や普段から便秘気味の人などが発症しやすい傾向にあります。 小腸イレウスのリスクが高い人は日常生活の中で次のような点に注意しましょう。 暴飲暴食を避ける• ゆっくりよく噛んで食べる• 水分をこまめに摂る• 腸の調子を整える乳酸菌が含まれた発酵食品を積極的に摂る• 食物繊維の多いものは避ける• 油分の多いものは避ける• 適度な運動習慣を身につける おわりに:絶食と点滴が治療の基本。 複雑性イレウスは緊急手術を! 水分や栄養分の消化吸収を阻み、危険な血行障害を引き起こす可能性のある小腸イレウスは、早めに治療をスタートさせましょう。 特に複雑性イレウスは命に関わる病気です。 異変を感じたら外科手術を行っている病院を受診してください。

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【医師監修】腸閉塞のときに食事で気をつけることはどんなこと?

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このページのまとめ このページでは主に以下のことをまとめています。 腸閉塞やイレウスと思うタイミングやそのときの対応• 腸閉塞やイレウスの再発を防ぐ方法 腸閉塞やイレウスは腹痛や嘔吐、腹部の強い張りなどが初期に現れることが多いです。 腸閉塞やイレウスを経験したことがある人は、前と似た症状を感じたら受診をしてみてもよいと思います。 今まで腸閉塞やイレウスなどになったことがない人でも腹痛や嘔吐などの症状が強くなってきたり長い時間続いたりする場合には受診して原因を調べてもらった方がよいと思います。 腸閉塞やイレウスは繰り返して起こす人がいます。 腸閉塞やイレウスの予防には食事や生活習慣の見直しが有利に働きます。 具体的には食事で消化の悪いものを避けることや適度な運動を行うこと、にならないことなどです。 以下ではまとめの内容を中心にして詳細な解説をしているので是非読んでいただければと思います。 夜間や休日にお腹が痛い!どこに行けば診察を受けられる? 腸閉塞やイレウスを疑わせる腹痛は常に昼間に起きるわけではありません。 夜間や休日に起きることも当然あります。 そんなときにはどこへ行けば診察をしてもらえるのでしょうか。 夜間や休日は救急外来などで診察を受けることができます。 腹痛は腸閉塞やイレウス以外の病気が原因になることがあります。 原因を特定するには診察だけでは難しく検査で判断しなければならないことの方が多いです。 また仮に腸閉塞やイレウスであった場合は緊急で手術や処置が必要な場合があります。 したがってできるだけ夜間や休日に医療機関を受診するときには受診を考えている医療機関で検査などができるかを確認した方がよいと思います。 受診したはいいものの検査ができずに他の病院を紹介されることもありうる話です。 もし腸閉塞やイレウスであった場合にはすみやかに治療を開始するためにも事前に医療機関についてインターネットや電話を使って少しでも調べておくことが大事です。 まず、食事の量と内容について確認することをお勧めします。 腸閉塞やイレウスを繰り返している人は一回の食事量を控えめにして回数を分けるほうがよいです。 もともと腸の動きが弱くなりやすくなっているところに多くの食べ物が腸に流れ込むと腸閉塞やイレウスがおきる可能性は高くなります。 食事はゆっくりとしっかり噛み砕いて飲みこむことも大事です。 特に消化が悪いと考えられている食品を飲み込む際には気をつけてください。 食事の内容も大事です。 消化の悪いものを多く摂取するとやはり腸閉塞やイレウスが起きる可能性が高くなります。 下の章で消化のよい食事についての解説をしているので参考にしてもらえればと思います。 また栄養士に食事について相談することも有効な手段です。 まずの解消・予防によい習慣を日常生活に取り入れることから始めてください。 食物繊維や水分の摂取はの改善・予防に効果的です。 ただし、食物繊維は消化されにくいので摂取する量が多すぎると腸の流れのさまたげになり、腸閉塞を起こしてしまうことがあります。 たくさんの量をいきなり摂取するのではなく、少量から開始して、便通などとの関係をみながら適量を見定めるようにしてください。 便通と食事の内容を記録して振り返ると適量の目安がわかりやすいです。 また、食物繊維を多く摂れば、腸閉塞を起こしにくくなるわけではありません。 自分にとって必要な量を守ることが大切です。 医師や栄養士に相談して、食事に取り入れるようにしてください。 適度な運動をすることで腸に刺激を与えることができ腸の動きを活発化することができます。 できる範囲で散歩などを生活に取り入れてみてください。 これらの方法でもを解消できない場合は医師に相談して便を柔らかくする薬などを検討してもらうこともよいでしょう。 腸閉塞やイレウスになりにくい食事は?献立など 腸閉塞やイレウスになりにくい食事は消化がよく腸の流れを妨げない食べ物です。 消化がよく腸閉塞やイレウスによいと考えられる食べ物を下に挙げます。 消化のよいものは脂分が少ないものや柔らかいものです。 油分が多いものや繊維質が多いものは消化しづらく腸閉塞やイレウスには不利に働きます。 繊維質に関してはの解消には良いのですが、摂りすぎると腸の流れを妨げて腸閉塞を起こす危険性を高めてしまいます。 このため、多すぎないよう適度な量をとることが大切です。 特に、腸閉塞が治ったばかりの時期には少量から開始するようにしてください。 腸閉塞を予防しようとたくさんの量をとると、腸閉塞が再発してしまうことも有りうるからです。 食べ物を消化する力や腸の状態には個人差があるので、適量も一人ひとりで違います。 便通と食事の内容を記録するなどして自分にあった食事の種類や量などを探してみて下さい。 以下では分類ごとの食品や食事について「消化のよいもの」と「消化の悪いもの」を紹介していきます。 【野菜】 消化のよいもの 消化の悪いもの カブ・大根・キャベツ・かぼちゃ・人参 ごぼう・れんこん・たけのこ・おくら 食物繊維の多い食べ物は消化が悪く、食物繊維が少ないものの方が消化はよいです。 ただし食物線維が少ない食事はの原因になりは腸閉塞やイレウスの 発症に関わるので、ほどほどのバランスを考えながら献立を組み立てるのが良いです。 腸閉塞が治ったばかりの時は食物繊維は少量にして、少しずつ量を増やして行くようにしてください。 そして、食べ過ぎると腸の流れを妨げてしまい腸閉塞の原因になることも憶えておいてください。 大切なのは偏りないように食品を摂取することです。 腸閉塞からは回復したばかりのときは、医師や栄養士に相談してみるのみ良いでしょう。 極力偏りは少ないようにすることがポイントです。

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