脳 内 ポイズン ベリー。 【インタビュー】『脳内ポイズンベリー』古川雄輝 役を通して見えてくる素顔

脳内ポイズンベリー インタビュー: 演じることが好きでたまらない、真木よう子&吉田羊が放つ美しさ

脳 内 ポイズン ベリー

真木よう子の言葉に吉田羊は恐縮しつつも嬉しそうに笑みを浮かべる。 「若さ=美しさ」という価値観が幅を利かせる世の中で、真木と吉田が高い支持を集めている。 もちろん、演技力の高さは言うまでもない。 (取材・文・写真/黒豆直樹) そんな2人が奇妙な形で共演を果たしているのが「失恋ショコラティエ」などで知られる水城せとな氏の人気漫画を映画化した「脳内ポイズンベリー」。 ネガティブに加えポジティブ(神木隆之介)、理性(西島秀俊)、衝動(桜田ひより)、記憶(浅野和之)の5人が、いちこの恋をコントロールすべく議論を繰り広げる。 いちこは優柔不断で、決して強くかっこいい女性ではない。 原作でも、フワリとした柔らかいイメージで描かれており、正直、真木のキャスティグを意外に感じるファンもいるだろう。 真木も、自らに向けられるイメージとの違いを自覚した上でオファーを受けた。 「最初に台本を読んでみたら、素直に面白くて、同時にいままであまり自分がやったことのない役だと思いました。 現実と脳内会議のパートに分かれた変わった構成で、どんな作品になるんだろう? という不安はありましたが、ワクワク感の方が大きかったです。 女優として、やったことのない役をやってみたいという欲もあり、挑戦しました。 ただ、いちこのキャラクターは、自分も含めて女性なら割と誰もが持っているものだとも思います。 私は人を見る時、ガっと見つめて威圧感や恐怖を与えてしまうので(苦笑)、そこは気をつけました」。 声を掛けたいけど掛けられない、一歩踏み込みたいけど怖くてできない、女性が最も感情移入して見られる役と言える。 「女性の気持ちを代弁している役だと思うので、共感していただける部分が多いですよね。 陰鬱で内向的じゃなく、攻撃的で発散型のネガティブ(笑)。 言っていることは極端で暗いんだけど、それを自信たっぷりに言われると、なんだかアンバランスで面白いぞってところを狙いました。 ひとつひとつの言葉が腑に落ちるものばかりで刺さるので、いちいちうなずいて見てほしいです」。 ポジティブ、理性、衝動、記憶という他の要素を体現する4人との掛け合いが脳内会議の魅力だが、実際の芝居のやりとりの中での発見もあったと吉田は言う。 「ポジティブとネガティブって両極だけど、結局は背中合わせなんだなというのは、神木くん(ポジティブ)とのやりとりで感じましたね。 グルッとひと回りするとどちらにも変わり得るんです。 ネガティブを出そうとワーッと演じていたのに、気づいたらポジティブになっていたりして、それは現場での新たな発見でした」。 ちなみに真木と吉田は普段、決断力はある方なのか。 それともいちこのようにあれこれと迷い、脳内会議が紛糾してしまうタイプなのか。 共に自ら「女優になる」という決断をしてこの世界に飛び込んだ2人だが……。 「私はある方ですね」と語るのは真木。 「こう見えて、神木くんが頭を占めています(笑)。 『いいじゃん。 やっちゃおう!』と。 決断した後も、わりと楽観的で、何が起きてもまあいいやって(笑)。 女優になるという決断は小3くらいの時で、たぶん、頭の中の会議にはひよりちゃん(衝動)しかいなかった。 いまになって、いろんな経験をして『女優って大変』と思いますけど、まあ、もうなっちゃっているんでね(笑)」。 小学校の低学年で決めた夢を実現すべく中学卒業後、10代半ばにして俳優業を生業にした。 「そもそも勉強が嫌いで、やりたいことだけやりたかったんですよ。 小3で女優になると決めたのも、義務教育が中学で終わるってことを知ったから(笑)。 じゃあ、私は演じることが好きだから女優になればいいんだって。 だからすぐ決断しましたね」。 一方の吉田は、自らの決断力の有無について「どうなんでしょう、うーん」と首を傾げて考え込み、すかさず取材を見守っていたスタッフから「この時点で決断力なさそうですね(笑)」とツッコミが入る。 「確かに毎回すごく悩みます。 ただ、悩むけど考え方の基本はポジティブだと思います。 本当にネガティブだったら、立ち止まって動けなくなっちゃうんでしょうけど、現状は少しずつ前に進んでいるので、どこかで私も『何とかなるんじゃないの?』と言い切れる強さを持っているのかなと思います」。 そんな悩める吉田も「女優になる」ということに関しては別段、迷いはなかった。 いや、本人の言葉を借りるなら「決断したつもりもなかった」という。 「私、子どもの頃からおままごとが大好きだったんです。 中学になるまでやめられずに、小さい子をつかまえて一緒に遊んでもらっていました(笑)。 だから学生時代に演劇をしていたのもごく自然なことで、それが就職活動の一環だったんです。 自分が会社勤めする姿が想像できなくて、雑誌の『ぴあ』の欄外に『出演者募集』という文言を見つけて応募して飛び込んで。 その時も養成所に入るとかレッスンを受けるというアタマもなくて、とにかく実践したかったんです。 実践してダメなのかどうかを自分で判断したかった。 そうしたら意外に気持ちよくなっちゃって、いまに至るんです。 まあ『この先どうなるのか?』という想像力が欠如しているのは役者としてどうなんだろうと思うところもありますが(笑)、結果的にいま、こうしていられるので、幸せな性格なんでしょうね」。 映画の中で、いちこは勧められるがままに書いた小説で文壇デビューを飾る。 それでも自分の仕事の価値に半信半疑の彼女に対し、年上の編集者・越智(成河)は、自分の仕事に誇りと自信を持つようにと諭す。 優柔不断な彼女の成長が見どころのひとつであり、働く人間の共感を呼ぶ。 タイプは違えど、人気女優として引っ張りだこの真木と吉田。 ここでも真木は「どこかで『どうにかなる』という気持ちがある」と明かす。 「決して自信満々ではないです。 でもやってみないと分からないことの方が多いし、そこで上手くいかないなら周りと相談すればいいと思っています。 ただ、変わってきた部分はありますよ。 小さい頃から女優を夢見てきて、昔の方が根拠のない自信を持っていましたね。 そこから夢が現実になって、いろんなものがくっついて来て。 でもいらないものは削ぎ落としていけばいいし、以前のような根拠のないものではなく、実際にここまでやって来たという自信はありますね」。 吉田は「自分の中に『これが私の代表作』と言える作品はないし、きっとこれからもないと思います」と言い切る。 「あえて自信を持つ必要はないと思って仕事していますね。 一生、代表作と言える作品を探し続けて向き合っていくんだと思います。 ただ、ファンの方や作品を見て『あの作品に元気をもらった』と言ってくださる方がいてくださることは自信になっています。 お芝居に関してはいつまでも自信は持てないけど、こんな私を必要としてくれる人がいて、私のお芝居で人を元気にできると実感できた時は、一歩進めたと感じます」。 主演こそ少ないものの、キャリアウーマンから温かい母親、本作のようなコミカルなキャラクターまで幅広い役柄をこなし「いま、最も求められる女優」とも言われる吉田。 こうした自らを取り巻く状況の変化にも「お仕事の幅が増えて、求められることが変わっているのは感じますが、だからといってそれが自信にはつながらないです。 むしろ、幅が広がった分だけ不安も増えました」とあくまで冷静に自らを見つめる。 「この先も女優という仕事への向き合い方は変わらないと思いますが、ただ自分の周りでいま、起きている大きな流れみたいなものは感じています。 そこに流されず、足元をきちんと見据えて…という気持ちはいままではなかったことですね。 そこはひとつの変化かもしれません」。 人気も評価も、自分たちが歩んだ後ろからついてくるものだということを2人とも自覚している。 そして何より、彼女たちはひたすら「演じる」ことが好きでたまらないのだ。 若い俳優、年齢を重ねた男優が主演を務めることが圧倒的に多い日本映画だが、彼女たちのような「かっこいい」女優を中心に据えた作品が増えることを期待したい。 「WAVES ウェイブス」 C 2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved. 「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」 C 2019 Gravier Productions, Inc. 「デスカムトゥルー」 C IZANAGIGAMES, Inc. All rights reserved. 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

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舞台「脳内ポイズンベリー」 <オフィシャルHP>

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櫻井いちこは、過去恋愛で手痛い傷を負っており、自分から積極的に男性に接触したり、男性からの好意を受け入れるのが怖い。 そんないちこが脳内に作ったのが、5人の人格による会議体です。 脳内会議体で議論を尽くすことにより、男性から受ける傷をできるだけ最小にしようとしますが・・・。 この脳内会議体の5人のメンバーの会話がこの漫画の大きな魅力の一つとなっています。 5人の人格は以下のとおり。 吉田 - 議長を務めるメガネ男子。 多数派に従いがちな風見鶏。 池田 - ネガティブ思考の女子。 ハトコ - ゴスロリ風にアレンジした服装の女子。 石橋 - 元気な男子。 岸 - 記録係の初老の男性。 票決が偶数で割れた時は参加する。 念のため言っておくと、櫻井いちこはビリー・ミリガンのような多重人格者ということではありません。 よくある天使の思考と悪魔の思考を更に細分化したものとご理解ください。 間違いまくりの主人公 そういう脳内会議体を設定して、できるだけ傷を負わないようにする主人公ですが、結果的に選ぶ選択肢は傍から見て間違ったものばかりです。 そんな発言しちゃったら、相手が誤解するようなことを平気で言っちゃう。 いちこが間違った選択をしたり、誤解を生じさせる原因は、大きく2つあります。 一つは、脳内でフル回転で次の一手をどう打つかを考えているため、そうした結果で何らかの行動・発言を起こすことから、外から結論だけみると飛躍があるというのもあります。 いちこが何を考えているか全然分からない。 そして、もう一つが、脳内会議が偏っていることです。 脳内会議の偏向 脳内会議においては、先ほど紹介した5名が喧々囂々の議論を繰り広げます。 役割分担がされていて、吉田がロジカル、池田がネガティブ、ハトコが天然、石橋がポジティブ、岸が枯れみたいな感じで、一見するとバランスの良い議論がされているようです。 ただ、どの人格も結局は元は櫻井いちこが作り出したものであり、櫻井いちこが望む結論を導き出すためにそれらしい議論をするだけでしかありません。 例えば、以下は1巻11Pの脳内会議の一コマ。 ここで詰めているのがネガティブの池田で、涼しい風のメガネ男子が吉田です。 ここで決めた決断というのが、若い男性に声をかけるかどうかです。 読んでいれば分かりますけど、櫻井いちこは脳内外(普通の場面)ではこの若い男性にかなり好意を持っています。 吉田が風見鶏ということでこういう脳内決定が下されたように見えて、いちこの決断をそれらしい理由で後押ししている。 次は、3巻の42ページ。 これは落ち着いた男性からのアプローチをどう捉えるかについての脳内会議です。 隅の方にいる女の子が天然のハトコ。 勘違いさせるのが問題と言っているのがポジティブな石橋です。 これも各キャラクターが自分たちのスタンスで議論しているようで見えて、落ち着いた男性からのアプローチはとりあえず真に受けないで置いておこうという流れを作っています。 こういうものについて、「何だ、全然合理的な議論がなされてないじゃないか!」と憤る方もいらっしゃると思いますが、自分はこのグダグダな、偏った会議が好きで『脳内ポイズンベリー』を楽しんでいます。 思考は偏っているものですよね? 何で楽しいかと言えば、やっぱり人間の思考ってそういうものかなと思っているからです。 自分の中で自分を客観視なんて限界があるものですよね? 漫画だからといって、どこにでもいるアラサーの女性が超人的な思考をしてるとそれはそれで変。 別人格を簡単に作り出せるわけなんてない。 所詮人間一人が考えられることには限界があって、そういう限界がある中での思考というのはどういうプロセスで行われているのかというのを、脳内会議のキャラクター設定をすることで分かりやすく明示しているのが『脳内ポイズンベリー』という作品だと考えています。 普通の人間がどういう思考で普通に間違っていくのか、それを眺められるのが楽しいんです。 締め ということで、『脳内ポイズンベリー』の紹介でした。 失恋ショコラティエのレビューでも書きましたけど、 選ばれるのは結局何も出来ないお嬢様なのか~失恋ショコラティエ、サエコの人を落とすテクニック~ - 斗比主閲子の姑日記こちらの作品の方は、かなり不愉快になる登場人物は主人公ぐらいなので、そういう意味では、あまりキャラクターの悪口が言えないというのが残念ですね。 一例ではありますが、ある種の女性の脳内がどうなっているかを知るために読んでみるのもいいんじゃないかと思います。 まあ、自分なら友達にはなりたくないですね。 関連 その他の漫画のレビューです。 できるだけ悲惨で、陰鬱としたものが濃縮された話が読みたい - 斗比主閲子の姑日記 私の愛するサバイバル漫画6作品~7SEEDS、アイアムアヒーロー、自殺島、漂流教室、サバイバル、ドラゴンヘッド~ - 斗比主閲子の姑日記 RPGのダンジョン内料理漫画『ダンジョン飯』が面白い! - 斗比主閲子の姑日記 あなたの人生の物語 - 斗比主閲子の姑日記 topisyu.

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解説 「失恋ショコラティエ」で知られる漫画家・水城せとなの同名コミックをもとに、年下男性に翻弄されるアラサー女性の苦悩を、彼女の脳内にある5つの思考を擬人化して描いたラブコメディ。 携帯小説の作家として生計を立てている櫻井いちこは、飲み会で出会って以来気になっていた青年・早乙女と偶然にも再会を果たす。 彼女の頭の中では、「理性」「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」という5つの思考がせめぎあい、声を掛けるか否かで会議を繰り広げはじめる。 その結果、早乙女を食事に誘ったいちこは彼の部屋にまで押しかけて肉体関係を結び、やがて2人は付きあうことになるが……。 真木よう子が優柔不断な主人恋いちこを演じるほか、脳内メンバーにも西島秀俊、神木隆之介ら人気俳優がそろう。 監督は「キサラギ」「ストロベリーナイト」の佐藤祐市。 2015年製作/121分/G/日本 配給:東宝 スタッフ・キャスト ネタバレ! クリックして本文を読む プライムビデオの配信期限が迫っていたので、見てみました。 恋について迷う女性の脳内の感情の葛藤を描いた恋愛物語です。 脳内の感情の葛藤を描いているのはディズニーのインサイド・ヘッドなんかが近いのかもしれないです。 私はインサイド・ヘッドを見たことがないので、間違ってるかもしれませんが。 私はこの脳内ポイズンベリーの原作は見たことないです。 脳内会議してる人のキャストがすごく豪華でした! 西島秀俊さんとか神木隆之介さんとか吉田羊さんとか。 脳内会議の様子は序盤はコミカルに描かれていて面白かったです。 まず、脳内会議の結論が出ず、揉めあったときに突如現れる謎の女性。 計3回出て来ましたが、何者だったのでしょう。 理性とは反対の本能のようなものでしょうか? これは憶測ですが。 早乙女くんに対して思い切った行動をしてましたね。 あとラストは予想していたのとは違う展開だったので、見てて興奮しました! メッセージ性のあるいい作品ですね! 「早乙女くんと一緒にいる自分が好きになれない」 早乙女くんといるとポジティブな感情を抑えてしまう。 恋愛って相手が単に好きだからで成立するものではないのだと感じました。 「早乙女はやめよう」と言ったポジティブな感情のところが意外でした。 自分を好きになることは大切ですね! ネタバレ! クリックして本文を読む 神木隆之介くんの大ファンです。 そして 原作のファンで、 今までなんとなく本作をみてきませんでした。 思いつきでやっと今更映画をみたけど、 やっぱり 原作の方が好き かなぁ。 もちろん映画も映画ならではのよさがあって好きです。 でも、できれば原作も ぜひ読んでみてほしい! ( それにしても、適当に選んだマンガを読みおわって 割とすぐに映画やる、しかも神木くんがでる と聞いて 勝手ながら 運命を感じたのが5年前ってやばすぎる。。 笑) 原作のラストシーンは、子どもの私にはなかなか理解できなかった記憶があります。 でも絵がかんわいくてすごく好きなんだよねえ ほんとうに 女の子の恋愛中の脳内って、 こんな感じですよね🧠😖🤍🤍 映画だと、なぜだかネガティブの発言にイライラしてしまった(笑)吉田羊さんの演技がうまいから余計。。 あ、これ めちゃくちゃ褒めてます! それと 真木よう子さんの作品を今まで見てこなかった気がするのですが、しゃべり方に結構クセがあるんですね。 個人的にはそこだけ 苦手でした😖💧 目が大きくて 全然オバサンだなんて感じない(笑)女だけど守りたい。。 お部屋も可愛くてそこは原作に忠実で素敵! 相手役の方もすごくイケメンで、演技も自然で、好き。 劇中でも言われてましたけど、ほんとうに 女はみんな、 ああいうのに抱かれたがるんだよなぁ と思いました(笑) 神木隆之介くんに関しては もう、なにもいうことがない。 役、めちゃくちゃハマってる。 大好きです。 映画みて いい意味でも悪い意味でも あ、恋愛ってこんな感じだよな って思い出しました(笑)私なんかは がきんちょですが。。 安定しなくて形がつかめなくて、振り回されて。 でも説明ができないくらいドキドキして どうってことのない毎日が輝いて💖 とにかくたのしいんです。 観ていてそんな気分に浸れます。 みなさん仰ってる通り、名言もきけて ほんとうにこんな恋を経験した気分。 主人公たちの年齢に近づけば、 感じるものがまた違うのかなと思います。 それを感じるのも 楽しみ。

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