スズメバチ の 天敵。 スズメバチの天敵一覧|女王バチも巣を捨て逃げ去る?…最強の敵とは

スズメバチの天敵

スズメバチ の 天敵

・攻撃性が低い ・体長は〜20mmと小さい ・針は刺さると、皮膚に残る ・1つの巣のなかに数千〜数万匹ほどの大所帯で生息する もっともポピュラーなハチともいえるミツバチ。 小柄で攻撃性もあまり高くありません。 ハチミツを作るために養蜂されていることから、人間とは共存関係にあるといえるのではないでしょうか。 攻撃性はあまりないですがですが、その針攻撃は強力で、刺激を受けると人間を刺してくることがあるのです。 自分より大きい相手には、集団で襲い掛かることもありスズメバチですらかなわないこともあります。 ミツバチの針は、刺さるとハチから抜けて人間の皮膚に残ります。 針はミツバチの体内とつながっているため、針が抜けるとミツバチは生きられないといわれています。 皮膚に残った針には毒性があり、刺された人はまれに ショック状態を引き起こします。 また針は強い匂いも放ち、その匂いがまた別のハチを誘います。 一度敵を襲うと集団で襲い掛かってくることもあるため注意が必要です。 ・攻撃性が高い ・体長は〜40mmと、ハチのなかで最大級のサイズ ・何度も針で刺してくる ・巣の近くを通っただけで攻撃してくることがある ハチのなかでも比較的サイズが大きく、高い攻撃性を持っているとされています。 巣の近くを通っただけでスズメバチに襲われたというケースもあるほどです。 主に 春から秋にかけて出現する傾向があり、冬の時期はほとんどの蜂が越えられず死んでしまうと言われています。 またスズメバチにも複数の種類が存在し、それぞれ活動が活発になる時期も違います。 冬の時期は比較的危険性も低いですが、ほぼ年中とおして被害がおよぶことがあるので、十分警戒が必要です。 一匹でも危険性がありますが、巣を刺激すると複数のスズメバチが同時に襲い掛かってくることもあります。 そのため巣の駆除をおこなうときは、しっかり自分の身を守り万全の体制を整えておくことが大切です。 スズメバチの毒は1度目より2度目、2度目より3度目とどんどん効きが速くなるといわれています。 そのため、 アナフィラキシーショックを引き起こし、最悪の場合は死に至ってしまいかねないのです。 もし刺された場合は、迅速に病院へ行き、治療を受けるようにしましょう。 スズメバチの攻撃による死者は、毒ヘビやクマによる被害よりも多いといわれています。 スズメバチの気配を感じたら、襲われないように注意して行動するようにしましょう。 下手に刺激すると自分の身に危険がおよぶため、撃退しようとするのはおすすめできません。 スズメバチの天敵は熊と人間? このように知れば知るほど凶悪性が際立ったスズメバチですが、本当にこんなスズメバチに天敵なんているのでしょうか。 スズメバチの習性として「 黒いものに」攻撃するというものがあります。 スズメバチのシーズンなどは「黒い服を避けたり、帽子をかぶって頭を隠したりしましょう」などといわれているのを聞いたことがないでしょうか。 この習性が、じつはスズメバチの天敵とつながるのです。 スズメバチを捕食者という立場から食べる生き物は2種類いるといわれています。 まずそのうちの1種類が「クマ」です。 野生のクマははちみつを好む傾向があります。 そのため巣を襲い、なかの子供も捕食してしまうのです。 巣を襲い蜜と子供をむさぼり食べるクマを天敵とみなしているため、その クマの毛の色である黒色をめがけてスズメバチは攻撃するといわれています。 しかしクマの硬い毛は、スズメバチの針攻撃をものともせず、また優れた解毒能力も持っているため、毒もその免疫力でカバーしてしまうといいます。 したがって自然界におけるスズメバチの天敵となっているのです。 そして人間。 とくに日本を含めたアジア各国ではスズメバチを好んで食用とする文化があります。 日本の山間部ではハチの子が郷土料理として食べられているのは有名ですが、なかにはスズメバチの成虫をから揚げにしたり、焼酎に漬けたりして食している地方もあるようです。 スズメバチの天敵には虫もいる!スズメバチを食べる虫 スズメバチの天敵としてクマと人間を挙げましたが、なんと同じ虫のなかにもスズメバチを食べる虫がいます。 この章ではスズメバチを捕食する虫についてまとめていきます。 カマキリ カマキリは肉食の昆虫であるため、ときにはスズメバチを捕食することもあるのです。 ただし、スズメバチも肉食なので、お互いに捕食し合います。 カマキリは大きなカマで、スズメバチは強靭なアゴと毒針で戦います。 カマキリは、生息地によってはサソリとも戦うことがあるともいうのですから、スズメバチにとっても強力なライバルとなりえます。 ネズミなどの小動物を食べることもあるカマキリですが、実際にスズメバチと勝負になると、 カマキリが負けてしまうことが多いようです。 そのためカマキリを利用してスズメバチを駆除するという手段は、あまり現実的ではないでしょう。 オニヤンマ 雑学的な知識として「 スズメバチより強い昆虫」として知名度が高いのがオニヤンマではないでしょうか。 オニヤンマは大型のトンボで、日本のトンボのなかでは最大級です。 飛行速度は時速70キロメートルにも達し、急発進、急旋回、ホバリングといった多くの飛行技術を持ちます。 飛行性能に合わせて強靭なアゴを持ち、主にガやハエ、セミやアブなどを捕食するのです。 そんな肉食昆虫であるオニヤンマも、カマキリ同様スズメバチとは お互いに捕食関係にあります。 戦って勝ったほうが捕食する。 どちらにも軍配が上がることがある、ライバル関係といえます。 ムシヒキアブ アブのなかでもムシヒキアブ科のアブはスズメバチを捕食することがあるようです。 飛んでいる獲物の頭上にある木や草などに隠れて待ち伏せをし、優れた飛翔能力と動体視力を使って奇襲を仕掛けます。 その奇襲にはスズメバチやオニヤンマが餌食になることがあるほどです。 そういった攻撃方法から「 暗殺昆虫」などといった異名がつけられることもある昆虫界では強力な存在ですが、正面から対立するなど奇襲ができないときにはさすがにスズメバチやオニヤンマに敵わないようです。 ですが、スズメバチを捕食することもあるというのは十分、カマキリやオニヤンマと肩を並べる強力な昆虫といえるでしょう。 スズメバチの天敵には…寄生虫もいる ここでさらに恐ろしい虫をご紹介しましょう。 まごうことなきスズメバチの天敵であるその虫の名前は「 スズメバチネジレバネ」といいます。 英語で「twisted winged insects ねじれた翅を持つ昆虫 」という名を持つこの虫は、スズメバチの体内に寄生する 寄生虫です。 なんとその一生をスズメバチの体内で過ごすという驚異の寄生虫です。 スズメバチネジレバネはスズメバチのなかでも 働き蜂に寄生します。 寄生されたスズメバチは、巣のなかでじっとするようになり、働き蜂本来の役割を果たさなくなります。 この状態のスズメバチが増えると、スズメバチ社会が崩壊してしまい、巣が存続できなくなります。 まだまだ研究が進んでおらず、謎の多い虫ではありますが、恐ろしいスズメバチの天敵として君臨している虫です。 寄生虫であるため、必ず出現するというわけではありませんが、 スズメバチを根絶する可能性があるのが天敵となっている理由です。 スズメバチの天敵は鳥もいる じつは、鳥にもスズメバチを捕食する種がいます。 ほ乳類、昆虫、寄生虫ときて、意外とさまざまな種族にスズメバチの天敵がいました。 ハチクマ ハチクマという鳥がいます。 タカ科の渡り鳥で、 ハチを主食にするためこのような名前がついたそうです。 ハチクマの特徴はその立派な体毛です。 体毛のおかげでスズメバチの毒針を受けることなく捕食できます。 巣を破壊して持ち帰り、ハチの子やさなぎをヒナに与えて子育てします。 また、スズメバチの巣を見つけ出す名人でもあり、樹上だけではなく地中に作られた巣も見つけ出して捕食します。 ニワトリ ニワトリもなんとスズメバチの天敵といわれています。 少し予想外のような感じもしますが、このニワトリがなんとスズメバチの成虫を捕食するというのだから驚きです。 スズメバチの習性として同じところをぐるぐる回って飛ぶというものがあります。 ニワトリはそんなスズメバチを器用にバッと捕まえて食べてしまうのです。 農園で飼われているニワトリは、専用の餌が与えられているためスズメバチを餌と認識しないおそれがあります。 あくまで 野生のニワトリがスズメバチの天敵となるようです。 スズメバチの天敵を利用した駆除方法ってあるの? では、このように多くいたスズメバチの天敵ですが、人間が駆除に利用できる方法はあるのでしょうか。 結論からいうと、なかなかうまく利用できる方法はないようです。 第一の天敵であるクマはとても人間が飼うことはできませんし、ほかの虫たちも確実なスズメバチ対策とはいえないでしょう。 スズメバチネジレバネにいたってはまだまだ謎の多い虫で、研究をしなければ活用は難しいところです。 ニワトリもスズメバチを捕食しますが、食べつくしてくれるほどではないといわれています。 ハチクマにはスズメバチの駆逐を期待する方も少なからずいらっしゃるようですが、渡り鳥であるため人間の思うようには扱うことはできません。 やはり、現状では スズメバチの駆除業者に依頼することが一番でしょう。 豊富な経験と専門知識から、条件次第では短時間ですぐに巣ごと駆除してくれる業者もあるようです。 また駆除をしても、しっかり対策をしないと再びスズメバチは自宅に巣作りをしてしまうおそれがあります。 そのようなときに 防除の相談をすることもできるのが業者に依頼するメリットです。 不確定なスズメバチの天敵をたくさん飼育するよりも、確実な手段といえるでしょう。 自分で駆除をすることになると、防護服や駆除剤など用意しなければならないものが多いです。 その分の費用もかかりますし、準備しても完ぺきな対策とは限らなりません。 防護服の間からハチが侵入してくることも考えられるため、なるべく駆除に慣れた人間に作業してもらうのが賢明ではないでしょうか。 もしスズメバチと遭遇してしまったら 人間のことをスズメバチが天敵だと認識している以上、攻撃される可能性は否定できません。 もしスズメバチや巣を見かけたらどうしたらよいのでしょうか。 じつはスズメバチは人間をおそれているので、敵だと認識されなければ攻撃されることはありません。 以下のような行動は避けましょう。 ・スズメバチを追い払うような仕草をする ・巣のある方向を見つめる このような動作をすると、攻撃してくるかもしれないとスズメバチが思い込んでしまいます。 スズメバチを見かけたらまずは 姿勢を低くして、気付かれないように姿が見えなくなるまで離れましょう。 スズメバチが敵を見つけている場合、攻撃する前に 「カチカチ」という警告音を出すことで知られています。 もし姿が見えなくても、この音が聞こえた場合スズメバチが近くにいることを示しています。 聞こえたら すぐにその場を離れることをおすすめします。 まとめ あれほど恐ろしいスズメバチですが、意外にも多くの天敵がいることがわかりました。 食物連鎖の頂点を極めることがいかに至難で、自然界の厳しさが垣間見えたようですね。 哺乳類では、クマ、そして私たち人間。 虫のなかでは、カマキリやオニヤンマ、アブの仲間のムシヒキアブから、寄生虫までもいました。 ハチクマという鳥から、身近なニワトリまでもスズメバチの天敵という立ち位置にいたというのですから驚きです。 このなかにはスズメバチの天敵というだけでなく、人間にも危害を加えかねない生き物もいたので、なかなかスズメバチ駆除に天敵を利用するというのは難しいようです。 スズメバチに困ったら、スズメバチ駆除業者を呼ぶのが一番でしょう。 駆除の相談から対策まで、いつでも相談できる業者なら安心です。 (この記事は2020年4月10日に加筆・修正しています).

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スズメバチの天敵登場。オニヤンマはスズメバチをご馳走にしている?|生活110番ニュース

スズメバチ の 天敵

1匹ずつニホンミツバチを捕食する、キイロスズメバチ 体はオオスズメバチよりも小さく、巣の前を飛び回ってニホンミツバチの働き蜂を捕まえようとします。 ニホンミツバチが威嚇すると、警戒してあまり近づきません。 キイロスズメバチは1匹ずつ地道にニホンミツバチを誘拐していきます。 捕まったニホンミツバチは、肉団子にされてキイロスズメバチの餌になります。 キイロスズメバチがやってきても、働き蜂が少し減るくらいで、群れ自体にはほとんど影響がありません。 キイロスズメバチがニホンミツバチを捕食するまさにその瞬間を捉えました。 多数の養蜂の動画をYouTubeで公開しています。 チャンネル登録で応援お願いします。 キイロスズメバチが来ると、ニホンミツバチは巣門の周囲に多数出てきて、体を振って威嚇します。 多数の養蜂の動画をYouTubeで公開しています。 チャンネル登録で応援お願いします。 ニホンミツバチが、キイロスズメバチを逆襲して倒してしまう動画も撮りました。 蜂球によって、キイロスズメバチが殺されてしまいます。 多数の養蜂の動画をYouTubeで公開しています。 チャンネル登録で応援お願いします。 キイロスズメバチの対策は? キイロスズメバチは軒下などの高所に巣を作ります。 最近、都市部などではキイロスズメバチが増えている地域もあるようです。 知らない間に巣に近づいてしまい、人間が襲われる事故も多く発生しています。 もっとも身近なスズメバチと言えます。 しかし、キイロスズメバチがニホンミツバチに与える脅威は少ないです。 巣箱の外で働いている、高齢の働き蜂が多少犠牲になる程度です。 特に対策をする必要はありません。 また、キイロスズメバチが頻繁に来ている巣箱に近づいても、キイロスズメバチが襲ってくることはありません。 地面に死んだキイロスズメバチがいて、それを踏んでしまうことがあるので注意してください。 群れを全滅させる恐ろしいオオスズメバチ オオスズメバチは世界最強のスズメバチです。 他のスズメバチと比べると、非常に大きく、羽音も低く、重い音がします。 この音を聞くと背筋が凍ります。 キイロスズメバチとは怖さが全然違います。 ニホンミツバチの天敵といえる存在です。 ニホンミツバチの威嚇をもろともせず、巣に近づいて侵入していきます。 ニホンミツバチはオオスズメバチが巣に来ると、籠城作戦をとります。 興味深いのは、オオスズメバチも女王蜂や働き蜂、雄蜂のように役割が分かれており、ニホンミツバチの巣を襲う時も集団戦法を取ることです。 オオスズメバチも高い社会性を持っており、非常に賢い昆虫であると言えます。 オオスズメバチを至近距離で撮影しましたのでご覧になってください。 多数の養蜂の動画をYouTubeで公開しています。 チャンネル登録で応援お願いします。 その後、ニホンミツバチがオオスズメバチの痕跡を消すためにたくさん外に出てきています。 これは、「かじり行動」というそうです。 オオスズメバチが仲間を呼ぶためにフェロモンを出したのでそれを消そうとしているそうです。 オオスズメバチ対策のポイント オオスズメバチ対策のポイントは、「オオスズメバチが巣箱の中に入れないようにすること」です。 まず巣門の大きさを、ニホンミツバチは通れても、スズメバチは通れない大きさにします。 私たちは、ちょうどニホンミツバチが通れる目の大きさの金網を巣門に設置します。 使用している金網は、「平織金網の線径0. 8mm、メッシュ4」です。 これは、おおよそ5mm四方の目の網です。 オオスズメバチは巣箱を強力な顎で噛んで巣の入り口を広げることもあるので、木製や樹脂製の網は使用しないでください。 基本的に、巣門がオオスズメバチが入れない大きさであれば、オオスズメバチの被害は防ぐことができますが、オオスズメバチは巣門を強力なアゴでかじって広げて侵入を試みるので注意が必要です。 上側をかじっているのが分かります。 20mm程度の薄い板の巣門であれば、何日もガリガリと削って侵入することがあります。 このため、巣門を削れないように、金属を使うことが有効です。 さらに、オオスズメバチがかじるのは巣門の上側なので、私たちは巣門の上側が金属になった鉄製台を利用しています。 多数の養蜂の動画をYouTubeで公開しています。 チャンネル登録で応援お願いします。 このような万全の体制で、オオスズメバチの侵入を防げれば、ニホンミツバチがオオスズメバチにやられることはありません。 オオスズメバチも諦めていなくなります。 京都ニホンミツバチ週末養蜂の会の活動地域のように、オオスズメバチがそれほど多くない地域では、これでオオスズメバチの被害はほとんど防げると思います。 オオスズメバチは養蜂家から見ると憎い存在ですが、生態系の中で重要な役割を担っており、害虫も食べます。 なるべく殺さずに共存していきたいものです。

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最強の蜂オオスズメバチの天敵はオニヤンマ!?【テラフォーマーズ】

スズメバチ の 天敵

2020. 12 更新 ハチ退治の専門家が丁寧に教えます! 「スズメバチに天敵っているの?最強って聞くけど…」 「もしかして、天敵を使えば刺されずに済むんじゃない?」 みなさんこんにちは! みんなのハチ駆除屋さんのスタッフ、日向と申します。 世界最強の昆虫ともされている スズメバチ。 そんなスズメバチにも天敵はいるのか、もしいるならばうまく利用できないのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。 実はスズメバチにも たくさんの天敵がいます。 しかし、スズメバチの天敵を利用して 刺されないような対策や駆除を行うことは難しいかもしれません! というのも、スズメバチの天敵を使った駆除は成功率が低く、個人で行うことが困難なためです…。 この記事では、 スズメバチの天敵について気になっている方へ向けて次の3つのことを詳しく解説いたします。 スズメバチの意外な天敵• 天敵を駆除に利用するのが難しい理由• 本当に効果的なスズメバチの対策方法 一度刺されただけでも 命を脅かす危険があるスズメバチ。 あなたや周りの方の身を守るためにも、ぜひ最後までチェックしてくださいね。 あなたのスズメバチに関する疑問や不安を解決できれば幸いです。 今すぐスズメバチを駆除したい方、巣を見つけてお困りの方は 意外とたくさんいる?スズメバチの天敵 スズメバチの天敵は、大きく 動物・昆虫・寄生虫の3種類に分かれます。 スズメバチを食べる動物、スズメバチの体内に居候する虫…などなど、スズメバチにもたくさんの天敵がいるんです。 ここではその一部を紹介しますね! クマ ハチクマ モズ ニワトリ オニヤンマ オオカマキリ ギンモンシマメイガ アブ クモ(番外編) ネジレバネ カギバラバチ スズメバチタマセンチュウ 強い毒性をもつスズメバチ。 そのため自然界の中でも最強の昆虫と思われがちではありますが、 必ずしも食物連鎖の最上位にいる訳ではないんです。 では、スズメバチの天敵を詳しく確認していきましょう! 巣も食べ尽くす!スズメバチの天敵【動物編】 スズメバチの天敵について、まずは動物から紹介していきます。 クマ クマは「はちみつ好き」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか? 雑食のためはちみつも食べはしますが…実は「はちみつ」が好物というわけではありません。 クマは、 スズメバチの成虫や幼虫、さなぎ、巣の本体など 「巣のすべて」を丸ごと食べ尽くすんです。 クマがスズメバチを捕食する理由の一つとして、その 栄養価の高さが挙げられます。 クマが冬眠に備えて栄養を蓄え始める時期と、スズメバチの繁殖時期はほぼ同じ。 ハチノコ(さなぎや幼虫)はたんぱく質や脂質を多く含むため、 冬眠に備えるための食料としてぴったりなんです。 また、「クマはハチの毒針で攻撃されても平気なの?」といった疑問が浮かぶ方もいらっしゃるかもしれませんね。 実はクマは 厚い皮膚と硬い毛で覆われているため、スズメバチの毒針を通しません。 そのため、スズメバチに攻撃されても 構わず巣を破壊して持ち去っていきます。 都市部に生息するスズメバチにとっては縁のない存在ですが、 山間部に生息するスズメバチにとっては脅威的な存在です。 よく「ハチは黒い服に反応して攻撃する」なんて話を聞くことがあるかと思いますが、これは ハチが「黒いもの=クマ(天敵)」と認識するためなんですね。 ハチクマ ハチクマとは、 ハチを主食とするタカのこと。 高山の森林に住む 「クマタカ」というタカに似ていることから「ハチクマ」という名前がつけられています。 ハチクマの親鳥は、雛のためにスズメバチの巣を襲い、 一つの巣盤ごとくわえて自分の巣に持ち帰ります。 そして幼虫やさなぎを抜き取った後の巣は、くわえて決まった場所に捨てに行くのだとか。 もちろんハチクマも、スズメバチの攻撃を受けて刺されてしまうことがあります。 しかしハチクマには 硬い羽毛が密集して厚く生えており、そう簡単にはスズメバチの毒針を通さないため、攻撃を受けても平気なんです。 また、ハチクマは スズメバチが嫌がる独特のニオイを発しているといった説もあります。 そう簡単には攻撃されないような工夫がされているんですね。 ちなみに、ハチクマは 準絶滅危惧種として保護対象になっています。 ハチクマを利用すればスズメバチ対策ができそうな気もしますが…野生の生き物を勝手に捕まえるのはNGです。 モズ モズは、スズメより一回りほど大きい鳥です。 主に昆虫や両生類などをエサとしており、高いところから狙いを定めて獲物を捕らえます。 モズはスズメバチをはじめとした獲物を捕らえると、 木の枝などの尖ったところに突き刺して保管する習性があります。 これは 「はやにえ」と呼ばれ、秋頃になると頻繁に確認されるようになる行動なんですね。 この獲物は結局食べずに放置されるなど、モズはまだまだ謎が多い鳥です。 さらに 準絶滅危惧種として指定している地域もあり、やはり駆除に利用するのは難しい面があります。 野生のニワトリ 「ニワトリ」というと、畜産農家などで飼育されているニワトリがイメージされるかと思います。 しかしスズメバチの天敵になるのは 「野生の」ニワトリです。 野生のニワトリは、主に昆虫をエサとしています。 エサとなる昆虫にはスズメバチも含まれており、野生のニワトリはまれに スズメバチも捕食することがあるんです。 しかし、 畜産農家などで飼育されているニワトリは異なります。 飼育されているニワトリは、栄養価の高い加工されたエサをたくさん与えられる状態。 つまり エサに困らない環境で生きているんですね。 そのためわざわざスズメバチを捕まえて食べようとはせず、スズメバチ対策としての役割は期待できません。 いくらニワトリがスズメバチの天敵であるとはいえ、 「ニワトリを飼育しているからスズメバチ対策は問題ない!」とはならないため 注意が必要です…! ライバル関係?スズメバチの天敵【昆虫編】 続いては、スズメバチとライバル関係にもなる 昆虫を解説します。 オニヤンマ オニヤンマは、昆虫を主な餌として生存する 日本最大のトンボ。 体長は8cm〜11cmほどで、スズメバチの倍以上の大きさです。 スズメバチの天敵としては有名で、テレビ番組でもオニヤンマとスズメバチを戦わせる 企画が放送されていたりします。 オニヤンマは飛行能力に優れ、飛行スピードはスズメバチを上回るほどです。 そのスピードを活かして スズメバチを捕食しますが、実は同様に スズメバチもオニヤンマをエサにしようと狙っています。 オニヤンマのような大型のトンボは生息地が限られ、さらに自然界においてスズメバチの捕食に成功する例は非常に稀なものです。 オオカマキリ オオカマキリは 体長7cm〜10cmの大型のカマキリです。 さまざまな昆虫を主食とする肉食の昆虫で、スズメバチをエサとして捕らえることも。 大きな鎌で獲物を素早く確実に捉えるといった特徴があり、スズメバチも大きな鎌で押さえ込み、アゴや毒針を使わせることなく捕食します。 しかしオオカマキリの弱点は飛行が苦手であること。 空からの攻撃に弱く、 逆にスズメバチに捕食されてしまうこともあるんです。 ギンモンシマメイガ ギンモンシマメイガとは、お米などの穀物をエサとする 蛾の一種です。 ギンモンシマメイガのメスは、夜間にこっそり スズメバチの巣の外皮・巣盤に産卵。 卵からかえった幼虫は巣の中に潜り込み、 巣盤を食べて成長していきます。 駆除した巣からギンモンシマメイガの幼虫が見つかることもしばしばで、そのような巣は内側の 巣盤がボロボロになっていることがほとんどです。 スズメバチの巣を拡大させず、ひとつの巣にいる個体数を増やさないような役割も担っています。 アブ 一見するとスズメバチと似ているアブですが、実はスズメバチの天敵にもなりうる昆虫です。 「ハチかと思ったらアブだった…!」なんて経験がある方もいらっしゃるかもしれませんね。 なかでも次の三種類がスズメバチの天敵として有名です。 ムシヒキアブ 飛行能力・動体視力に優れているアブ。 飛んでいるスズメバチを背後から襲う。 シオヤアブ スズメバチとほぼ同じ位の体長をもつアブ。 ムシヒキアブと同様に背後からスズメバチを襲い、口を突き刺して体液を吸う。 ベッコウハナアブ 全身に橙色の毛が生えたアブ。 スズメバチの巣に卵を産み付け、卵からかえった幼虫は、死んだスズメバチの幼虫やさなぎを食べる。 ちなみにベッコウハナアブは、秋頃になると 生きた幼虫やさなぎも食べ始めます。 番外編:クモ 昆虫ではありませんが、 クモもスズメバチの天敵となる虫です。 クモは、あらゆる昆虫を クモの巣で捕獲してエサとしています。 スズメバチの飛行スピードをもってすれば、作りかけのクモの巣などを通り抜けるのはカンタンです。 しかし 強力な粘性をもつクモの巣だった場合は、そのまま巣に捕まって捕食されてしまいます。 一方で、 クモの巣にかかっていた獲物をスズメバチが横取りしてしまうことも…! エサを争うという点でも、スズメバチとクモはライバル関係にあるんですね。 スズメバチ同士が天敵になることも!? スズメバチの天敵は、動物や昆虫だけではありません。 同じ種であるスズメバチが天敵になるケースがあるんです。 たとえば 「世界最強の捕食者」とされるオオスズメバチは、8月中旬から11月上旬頃に集団でキイロスズメバチの巣を襲撃。 数日かけて働きバチを全滅させ、中にいる幼虫やさなぎをエサとして持ち帰ります。 また、 チャイロスズメバチは他のスズメバチの巣を乗っ取って生存するスズメバチです。 巣作りの時期になると、キイロスズメバチやモンスズメバチの女王蜂を殺し、もともといる働きバチに巣を作らせたり、自分たちの働きバチを育てさせたりします。 このように、 スズメバチ同士が天敵の関係になることも珍しくはないんです。 もし今巣が作られている場合は、放置するとさらに危険なハチが寄ってきてしまうかもしれません。 巣を見つけたら放置せず、 巣が崩壊…スズメバチの天敵【寄生虫編】 スズメバチの天敵について、最後は寄生虫の紹介です!• ネジレバネ ネジレバネとはスズメバチに寄生する寄生虫の一種です。 オス・メスともにスズメバチに寄生しますが、オスは羽化するとすぐにスズメバチの体を離れます。 一方メスは羽化することなく、幼虫の姿のまま スズメバチの体内に寄生し続けるんです。 ネジレバネに寄生されたスズメバチは巣にこもって働かなくなります。 ネジレバネに寄生された働きバチが多くなると、 巣作りやエサ集めが行われず、巣の機能を果たせずに滅びてしまうんですね。 ただ、ネジレバネは他の動物や昆虫とは異なり、スズメバチを食べて殺すことはしません。 しかしネジレバネの場合,寄主から栄養を奪って成長するがそれを殺すことは基本的になく,本来の意味の寄生者である. むしろメスが寄生すると寄主を延命させることさえある. 引用: あくまで、 スズメバチの体に居候してコントロールすることにとどまります。 カギバラバチ カギバラバチとはスズメバチに寄生するハチです。 他の寄生虫と異なり、 自らスズメバチの体内に潜り込むことはありません。 カギバラバチの成虫は、葉っぱに卵を産み付けます。 その葉っぱを 蝶や蛾の青虫がエサとして体内に取り込み、その青虫をスズメバチがエサとして幼虫に与えることで、やっと寄生が始まるんです。 スズメバチの幼虫の体内では、体液をエサとして急激に成長します。 成長したカギバラバチは、やがて スズメバチの幼虫の体を食い破って外へ。 その後、巣の中にいるすべての幼虫を食べ尽くして成虫になり、巣を飛び立ちます。 寄生に成功するカギバラバチの数は限られますが、 一度寄生すれば巣を滅ぼしてしまう強力な寄生虫なんです。 スズメバチタマセンチュウ 「センチュウ」とは線形動物の総称で、動物や植物に寄生する無色透明の生き物です。 なかでも スズメバチタマセンチュウは、越冬中のメスのスズメバチ(女王蜂)に寄生します。 スズメバチタマセンチュウに寄生されたスズメバチは、卵巣が成長しなくなり卵を産めなくなってしまうんです。 スズメバチを不妊化させて繁殖そのものをストップさせるため、ある意味もっとも強力と言える天敵かもしれません…! スズメバチの天敵は駆除に使えないの? さて、ここまではスズメバチの天敵の一部を紹介してきました。 スズメバチを食べてしまう動物、スズメバチをコントロールする寄生虫などなど、 うまく利用すればスズメバチ被害を抑えられそうな気もしますよね。 スズメバチの天敵はたしかにスズメバチの脅威となる存在ではありますが、 私たちが個人で利用して駆除や対策を行うことは難しいでしょう。 個人が生き物をコントロールするのは難しい ここまで紹介してきたスズメバチの天敵は、「自然界においての天敵」。 そのため、自然界で生きている動物や昆虫を人為的にコントロールするのは困難なんです。 また、クマやハチクマなどの動物を 一般家庭で飼育するのは難しく、野生生物を個人で捕らえることは禁止されています。 自分で行うのが難しく、成功率の低い「天敵を使った駆除」を行うよりは、 自分でできる身近な対策を行った方が効果的かもしれませんね。 ただ実は、寄生虫を利用できないか?といった研究は行われているようです…! 寄生虫の研究は進行中 森林総合研究所では、 スズメバチタマセンチュウを利用してスズメバチの刺傷被害を減らせる可能性があるとして研究が行われました。 オオスズメバチは世界最大のスズメバチで、毒性や攻撃性がきわめて強い危険生物です。 また、キイロスズメバチも非常に大きな巣を作り攻撃性も強いため、毎年多くの刺傷事故をもたらしています。 スズメバチタマセンチュウは、これら攻撃性の強い種を含めた3種のスズメバチに寄生することがわかりました。 引用: スズメバチタマセンチュウは、スズメバチのなかでも攻撃性の強い オオスズメバチ・キイロスズメバチに寄生することが確認されたのだとか。 人間の力で生態系をコントロールするのはなかなか難しい面がありますが、 対策の一種として利用できる日も近いかもしれません。 スズメバチから効果的に身を守るために ここまでお読みいただき、 「スズメバチの天敵を使って対策できないのか…」と少しガッカリしてしまった方もいらっしゃるかもしれません。 しかしスズメバチの天敵を利用できなくとも、私たちが スズメバチから身を守るためにできることはたくさんあります。 スズメバチに刺されない方法 スズメバチに刺されないために私たちができることは、大きく次の3つです。 巣に近づかない• ニオイの強いアイテム(香水など)を使わない• 黒い服を避ける スズメバチは、 巣の安全を脅かす相手に対して攻撃を仕掛けます。 スズメバチに刺されないためには、とにかく巣に近づかず、刺激しないことが重要です。 また、スズメバチは 強いニオイや黒い服にも反応を示します。 登山やハイキングなど自然の多い場所に行く際は、身につけるものにとくに注意してくださいね。 万が一近くでスズメバチを見かけたら、 決して騒いだり手で追い払ったりせず、静かにゆっくりとしゃがんでその場を離れましょう。 スズメバチを寄せ付けない方法 スズメバチに刺されない対策をしたとはいえ、 家の周りにスズメバチが寄ってくるような状況であれば、刺されるリスクは格段に上がってしまいます。 もしスズメバチがあなたの家の周りをウロウロしているのであれば、それは 「近くに巣が作られている」もしくは 「巣を作ろうとしている」ところかもしれません。 すでに巣が作られている状況であれば駆除が必要ですが、巣が見当たらない場合は、早めに対策することで スズメバチを追い払える可能性があります。 スズメバチを寄せ付けない方法として、次のことを試してみてください。 木酢液・ハッカ油・殺虫剤などを家の周りに吹きかけておく• 甘いものや食べ残し、生ゴミを家の周りに放置しない スズメバチは 木酢液やハッカ油などの刺激臭を嫌がります。 木酢液とは、木炭を焼くときに出た水蒸気・煙を冷やして液体にしたもの。 殺菌力が高く、鼻がツンとするようなにおいが特徴的です。 また、ハッカ油とは「ハッカソウ」を乾燥させて抽出した植物油のこと。 スースーしたミントのにおいで、 防虫・除菌効果があるとされています。 これらをスズメバチの巣ができそうな場所(軒下やベランダなど)にあらかじめ吹きかけておくことで、 スズメバチを寄せ付けない効果が期待できるんです。 すぐに用意できない場合は、 殺虫剤を吹きかけておくだけでも効果があります。 ただ、 植物に悪影響をもたらす可能性があるので、ガーデニングなどをされている方はご注意ください。 また、スズメバチは甘いニオイや食べ物の残りカスのニオイにつられてやってくることも。 ベランダにゴミ袋を置いているご家庭は、 フタ付きのゴミ箱を用意するなどの対策を行いましょう。 まとめ 最後までお読みいただきありがとうございます! スズメバチの天敵は、 動物・昆虫・寄生虫など、意外にもたくさんいることがおわかりいただけたのではないでしょうか。 しかし スズメバチの天敵を使った対策は、現実的に考えて難しいものです…。 スズメバチから身を守るためには、次のポイントを意識してみましょう。 巣に近づかないこと• 衣服や身につけるアイテムに注意すること• 巣を作らせないよう予防すること 人の命を脅かすほどの危険性をもつハチですので、攻撃的になる夏の時期はとくに注意してくださいね。 また、家の近くに巣が作られている場合は、 刺される被害が出る前に対処することが重要です。 巣が作られてしまって心配な方は、 スズメバチの習性を知り尽くした駆除の専門家が、それぞれの状況に合わせて徹底的に対策いたします! 以上、みんなのハチ駆除屋さんの日向でした。 あなたのスズメバチに関するお悩みがスッキリ解決されたら幸いです。

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