地域 フォーミュラ リー。 フォーミュラリーを考える

フォーミュラリーとは何?【診療報酬とフォーミュラリー 】

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薬剤師は薬の評価などを行い、医師らと情報共有することが欠かせない 地域フォーミュラリーで医療制度の問題を解消 "フォーミュラリー"とは、薬物療法において選択すべき医薬品のリストと使用指針である。 医薬品は有効性、安全性、経済性などの観点から選択されており、フォーミュラリーに関わる情報は継続的にアップデートされる。 これを地域ごとの実情に合わせて策定したものが、地域フォーミュラリーだ。 日本では薬剤の選択は個々の医師の裁量に任されている。 これを踏まえ、今井氏は日本の医療制度の問題点として、特に医療資源の無駄遣いとポリファーマシー、薬の副作用を病態の悪化と考え、さらに薬剤を処方する処方カスケードが生じているとし、「地域フォーミュラリーによる対応で改善される」と述べた。 削減可能なのは現在9兆円の薬剤費 今井氏は、42兆3,644億円に上る日本の医療費 1 が、近い将来には年間70兆円に達するとみている。 しかし、そうなっても税収は60兆円に満たないと試算されており、医療制度が破綻して必要な人に医療が行き渡らない事態に陥りかねない。 医療費の削減が急務だが、日本の医師の人件費は他国に比べて決して高くなく、ターゲットは現在約9兆円の薬剤費(保険薬局の材料費を含む。 医薬品卸、製薬メーカーへの支払い額であり、薬価ではない) 2 だと同氏は主張する。 高価な薬剤が明確な理由なしに処方されていたり、薬剤による副作用を抑える目的で、さらなる処方を重ねる例が後を絶たないからだ。 例えば、日本高血圧学会の『高血圧治療ガイドライン2014』では、本態性高血圧にはCa拮抗薬が、合併症がある場合はARBなどが推奨されている。 しかし、中央社会保険医療協議会の調査では高血圧症以外の傷病名が記載されておらず、降圧薬が1剤のみ処方されたレセプトのうち、4割弱(約8万件)でCa拮抗薬の20倍の価格であるARBが処方されていた。 これを金額に換算すると、前記レセプトの約63%(約10億円)を占める 3。 また、加齢に伴って慢性疾患が増えると、本来なら患者のQOLを考え、優先順位を付けるべきだが、全ての症状に薬が処方され、結果として20剤近くに上るといった事例も少なくない。 また、都内のある区で、主な生活習慣病薬を対象に行われたシミュレーションでは、変更可能な先発医薬品を全て後発品に変更すると、年間50億円の薬剤費が削減されたという。 区内に所在する医療機関数で割った場合、1施設当たり1,000万円の経費削減につながる数字だった。 インセンティブで医師・薬剤師の納得を得る しかし、地域フォーミュラリーを実施することは難しい( 表)。 院内フォーミュラリーと異なり、多くのステークホルダー(意思決定者)が関わるからだ。 そこで、まず関係者が日本の医療環境の危機を認識し、協働作業することが重要だ。 そのために、特に処方権を持つ医師や実際に地域フォーミュラリーを管理・運営していく薬剤師に、診療報酬を加算する等のインセンティブが必要だ、と同氏は述べた。 そして、地域の実情に即した薬剤が選択されないと持続できないので、外部に状況が把握されにくい在宅医療や、何らかの理由で特定の薬剤しか使えないケースなども含めて、薬剤使用の実態調査が必要なことを指摘した。 地域フォーミュラリーと院内フォーミュラリーの比較 (今井博久氏提供) 今井氏は2018年の秋に、国内初の地域フォーミュラリーを策定することを目指しており、「地域医療にはさまざまなステークホルダーがいるが、協働作業を通じて互いに与える影響を良好にするために、英知を結集したい」と結んだ。 ステークホルダーが良好な関係を築く 加藤氏は、品川区の1人当たりの医療費は高齢になるほど増加していると指摘。 特に男性で高額なこと、60歳代以上では生活習慣と関連が強い循環器系疾患の患者が多いことに触れ、「生活習慣病をターゲットに地域フォーミュラリーを進めていく必要性がある」と述べた。 生活習慣病治療薬は後発品を含め多数販売されているが、費用効果による評価と、それに基づく処方ルールの明確化を検討すべきと指摘した。 同氏は、地域フォーミュラリーを策定するメリットとして、今井氏が挙げた例に加え、医師では専門外の薬物療法の指標になり、ポリファーマシーを避けられること、患者・保険者では費用効果に優れた薬で治療を受けられ、薬剤費が軽減すること、そして薬剤師では服薬アドヒアランスや併用薬に対する相互作用・副作用の管理が容易になることを挙げた。 その実現に当たっては、関係者が目的を共有する風通しの良い間柄であることが重要となる。 この点について、品川区内では多職種による勉強会などが頻繁に行われ、薬に関する情報交換ができる関係性を築けているという。 (1)については病院間、医師間の薬剤評価の相違を克服し、地域特性に適したフォーミュラリーをつくり上げるには多くの議論が必要となる。 (2)はフォーミュラリーで推奨する薬剤の安定供給を図ることに加え、不足した場合の代替品も検討すべきだ。 (3)としては薬価改定に伴う費用効果の変動、ガイドライン改訂による推奨度の変化、使用経験蓄積に伴う副作用情報の集積に対応しなければならない。 加藤氏は「特に薬剤師は薬を選定・処方して終わりでなく、薬の評価や副作用の追跡を行い、それらの情報を医師などと共有することがより重要になってくる」と述べた。 同氏は「医薬品の適正使用とは何か、医療経済性や患者のQOLを含めあらためて考える時期に来ている。 薬の情報を豊富に持つ薬剤師が、患者のために主体的に動いてほしい」と訴えた。 前の記事:.

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地域医療連携推進法人 じわり浸透…「共同購入」「フォーミュラリー」で成果も

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2018. 20 山形県酒田市で日本海総合病院などを運営する地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構を中心とした地域医療連携推進法人「日本海ヘルスケアネット」(代表理事=栗谷義樹・同機構理事長)は今月から、地域の医療機関や薬局などに推奨する医薬品を定めた「地域フォーミュラリー」の運用を開始した。 経済性にも優れた医薬品の使用を進めることで、地域の医療費削減に貢献するのが狙い。 推奨薬の選定には薬剤師会も関わっており、標準的な薬物療法を地域ぐるみで推進する。 医療機関単位でフォーミュラリーを運用しているケースはあるが、地域単位では初めて。 同ネットワークに加入しているのは、同機構をはじめ地域で医療機関、介護施設を運営する医療法人や社会福祉法人のほか、酒田地区医師会十全堂、同地区歯科医師会、同地区薬剤師会を含めた9法人。 急性期から回復期、慢性期までの病院や診療所、介護施設、薬局などがそれぞれの独立性を維持しつつ、統一方針の下で効率的な地域医療サービスを提供することを目的に4月に発足した。 推進法人に三師会が加入するのは珍しく、酒田地区(酒田市、庄内町、遊佐町)全域の医療機関、薬局を網羅している。 「推進法人の大きな目的は、限りある地域での医療資源の再配分と、地域での費用管理。 社会保障財源の確保が厳しい中、このままでは保険者の支払いが行き詰まり、医療機関も介護施設も経営できなくなる可能性が高い。 まず自分たちの地域の医療費を下げるために何ができるかを考えた」と栗谷代表理事。 医薬品や医療材料を共同購入するという発想にとどまらず、地域全体で経済的な医薬品を優先的に使用するフォーミュラリーの導入を決めた。 PPIはランソプラゾール(武田テバファーマ、東和薬品、沢井製薬)、ラベプラゾール(サンド、日医工、キョーリンリメディオ)、オメプラゾール(東和、共和薬品工業、日医工)の後発医薬品3成分。 選定に当たったのは、日本海総合病院など推進法人に加入する病院の薬局長・薬剤部長と、同地区薬剤師会の薬局薬剤師で構成する「地域フォーミュラリー検討委員会」。 新規の後発品やオーソライズドジェネリックなどが発売されたタイミングでリストの見直しも検討する。 さらに今後、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)やスタチンについても選定を進める考えだ。 地域の医療機関や薬局に対する推奨品目の使用に強制力はなく、あくまで要請。 フォーミュラリーの運用開始に当たっては、連携法人に加入するそれぞれの法人や組織を通じて所属する医師や薬剤師らに周知したが、医師会に加入する医療機関で比較的規模の大きい診療所などに対しては、栗谷代表理事がじかに説明した。 【PHARMACY NEWSBREAK】.

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PPIにフォーミュラリ導入で年間40億超の薬剤費削減可能に 日本調剤データでシミュレーション

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新宿版「地域フォーミュラリー」 今回のトピックは新宿版「地域フォーミュラリー」です。 なんと年内に2薬効群の推奨薬を選定する段取りのようです。 今回この新宿区地域フォーミュラリーは以下の8基幹病院で構成されているようです。 国立国際医療研究センター病院• 慶応大学病院• 東京医科大学病院• 東京女子医科大学病院• 大久保病院• 聖母病院• 東京新宿メディカルセンター• 東京山手メディカルセンター これまでの地域フォーミュラリーといえば、山形県の酒田市にあります「日本海ヘルスネット」が代表的でした。 今回、東京のど真ん中の新宿区で全国的な大学病院が参画している地域フォーミュラリーです。 基幹病院の薬剤師を中心に、2019年4月に標準的な薬物治療の推進と薬剤費の適正化を目的として「新宿区フォーミュラリー検討部会」を設置したそうです。 この影響は地域ばかりでなく、全国に影響してくる可能性も十分にあります。 候補薬効群は「抗アレルギー薬、インフルエンザ薬」 そしてこの新宿フォーミュラリーがどの薬効群から着手するのでしょうか? その候補も報道されております。 なんと年度内に、候補として下記の2薬効群とのことです。 ・抗アレルギー薬(ヒスタミン受容体拮抗薬)• ・インフルエンザ治療薬 生活習慣病の中でも、高血圧治療薬、糖尿病治療薬に関しては導入予定はないようです。 その理由としても、• 異なる作用機序のものが多く• 治療選択肢が多い ということが影響しているようです。 この新宿版フォーミュラリーに関しては続報がわかり次第追記していきたいと思います!.

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