サーズ 終息 期間。 新型コロナウイルス肺炎の対応と教訓。SARSが香港で感染拡大してから終息までの記録|香港ねこと台北暮らし|台湾と香港のカフェと旅行・生活コラム

新型肺炎コロナウイルス収束時期は?SARSやMARSのはどうだったか調査

サーズ 終息 期間

2020年1月以降の()は一向に衰える気配を見せず、全世界で流行の拡大が続いています。 現在世界で感染者数は53万人を超え、亡くなった人も2万4千人を超えています。 ヨーロッパやアメリカでは「緊急事態宣言」が各地で出され、「外出禁止令」や「都市封鎖(ロックダウン)」が実施されています。 大阪府と兵庫県では、3月下旬の3連休における大阪府と兵庫県の間の「外出自粛要請」がありました。 3月26日、東京都の小池知事は新型コロナウイルス肺炎感染者数の2日連続40人超えの「オーバーシュート」(爆発的な感染拡大)を受けて、「4月12日までの不要不急の外出自粛要請」を出しました。 また同日夜、東京都と近隣4県の知事は「外出自粛要請の共同メッセージ」を出しました。 「新型コロナウイルス肺炎」の大流行はいつまで続くのか?また、自粛はいつまで続くのか?先が見えない不安が続きますが、過去の「サーズ」「マーズ」「スペイン風邪」などの「パンデミック」はどのようにして収束したのでしょうか? 今回はこれについて考えてみたいと思います。 なお、「収束」と「終息」というよく似た言葉がありますが、「収束」は「物事の混乱していた状態が、 一旦落ち着くこと」で、「終息」は「物事が 完全に終わること」という意味です。 1.「サーズ(SARS 」の大流行と収束 (1)流行期間 「サーズ」は2002年11月16日の中国広東省仏山市報告での症例に始まり、台湾の症例を最後に患者が発生しなくなったため、2003年7月5日にWHOが「終息宣言」を出しています。 WHOは、2003年3月12日に全世界に向けて「異型肺炎の流行に関する注意喚起」を出し、本格的調査を開始しました。 2003年3月15日には、原因不明の重症呼吸器疾患としてsevere acute respiratory syndrome SARS と名付け、「世界規模の健康上の脅威」として異例となる旅行に関する勧告を発表する措置を取っています。 この時点ではまだウイルスは特定されておらず、2003年4月16日に「新型のSARSコロナウイルス」であると特定されました。 (2)収束の経緯と理由 収束の根本的な理由は、「感染源を特定して排除したこと」であるとされています。 SARSの感染源は、中国の一部で食用として狩猟されている「ハクビシン」が感染源であったと推定され、「ハクビシンを市場から排除」した途端に感染が止まり、SARSは収束したとされています。 そして「すでに感染している患者を隔離」することによって、最後の患者が隔離されてから平均の潜伏期間の2倍にあたる20日が過ぎても新たな症例が発生しなかったことから、2003年7月5日にWHOが「終息宣言」を出したのです。 ただし、ハクビシンのほかにも、コウモリやタヌキなど野生動物の多くがサーズコロナウイルスに近いコロナウイルスを持っていますので、これらも感染源として疑われています。 (3)潜伏期間と患者数・死者数 潜伏期間は2~10日です。 なお、SARSは発症前の患者から感染することはないとされています。 これが現在世界中に感染拡大している「新型コロナウイルス肺炎(covid-19)」と大きく異なるところです。 患者数は、8098人で死者数は774人でした。 2.「マーズ(MERS 」の大流行と収束 (1)流行期間 「マーズ」は、SARSや武漢の新型コロナウイルス肺炎と異なり、発生から数か月で一気に広まったわけではなく、発見から数年かけてじわじわと広まったものです。 しかも、現在MERSがなくなったわけではなく、依然として存在しているウイルスです。 MERSが初めて発見されたのは、2012年9月の報告です。 この報告によると、感染者はサウジアラビアのジェッダで2012年6月13日に入院し、2012年6月24日に死亡しています。 その翌年の2013年5月に、Middle East respiratory syndrome coronavirus MERS と名付けられています。 2013年7月17日に、WHOは「感染拡大が懸念される状況ではないが、十分な警戒が必要である」と発表しています。 その後じわじわと感染は広がって行きますが、感染が一気に拡大したのは2015年の韓国です。 2015年5月20日に、韓国京畿道平沢市のMERS感染が確定した患者(中東に渡航歴がある人でした)が入院していた病院で、エアコンを通じて「院内感染」が発生し、韓国国内に感染が広がりました。 韓国政府は2015年7月28日に「MERS終息宣言」を発表しましたが、10月12日に完治した患者が再び陽性判定を受けたため、WHOは終息宣言を延期しました。 2015年12月23日、韓国政府は「WHO基準に基づくMERS終息宣言」を出し、韓国におけるMERSの流行は終わりを迎えました。 (2)収束の経緯と理由 感染源とされているのは、「ヒトコブラクダ」です。 MERSに感染したヒトコブラクダとの直接的または間接的接触を通じて感染します。 そして人から人へと感染が広がります。 MERSは「患者を隔離して管理する」ことで、人から人へと感染が防止でき、時間の経過とともに収束を迎えています。 (3)潜伏期間と患者数・死者数 潜伏期間は2~14日(中央値は5日程度)です。 韓国における患者数は186人、死者数は38人でした。 世界での感染者数は、2020年1月27日現在で患者数は約2490人、死者数は約850人です。 3.「スペイン風邪(Spanish flu)」の大流行と収束 (1)流行期間 1918年1月から1920年12月まで世界中で大流行したパンデミックで、「20世紀最悪のパンデミック」と呼ばれており、人類史上最悪の伝染病の一つです。 ウイルスは「インフルエンザAのH1N1株」です。 現在見られる季節性インフルエンザの一つの株は、このウイルスが変異したものです。 感染源は、アメリカ・カンザス州のファンストン陸軍基地の兵営からではないかと言われています。 当時は第一次世界大戦の真っ最中で、ドイツが無制限潜水艦作戦によって中立国だったアメリカの商船を撃沈しました。 この出来事がアメリカの参戦を促し、アメリカはヨーロッパに大規模な派遣軍を送ることになります。 こうしてアメリカ軍の欧州派遣で世界中にばら撒かれることになったスペイン風邪ですが、船舶による軍隊の移動によって、軍隊が駐屯する都市や農村から、その地の民間人にまで広まりました。 スペイン風邪の感染の波は数回にわたって起こりました。 第一波は1918年3月にアメリカのデトロイトやサウスカロライナ州付近で発生し、米軍の欧州進軍とともに大西洋を渡り、5~6月にヨーロッパで大流行しましたが、WHOは「特に致命的なものではない」と説明していました。 第二波は1918年秋にほぼ世界中で同時に起こり、病原性がさらに強まり重篤な合併症を引き起こして死者が急増しました。 しかし春になって気温が上昇すると一旦収束しました。 第三波は1919年春から秋にかけて世界中で大流行しました。 この時は、最初に医師・看護師の感染者が多く発生したため「医療体制の崩壊」が起き、感染被害を拡大させることになりました。 しかしこの時も翌年春になって気温が上昇すると収束に向かいました。 (2)収束の経緯と理由 当時は「抗インフルエンザ薬」も「ワクチン」もない時代でした。 感染拡大予防策は「患者の隔離」「個人の衛生管理と消毒」「学校閉鎖」「集会やイベントの禁止」ぐらいしかありませんでしたが、春になって気温が上昇すると自然に収束して行ったようです。 それに加えて、スペイン風邪に感染したあと生き残った人には「免疫」が出来たこともあると思います。 なお1888年以前に生まれた人(当時30代以上の人)の多くはこのスペイン風邪と同じ種類のインフルエンザウイルスを子供のころに経験(曝露)していて「免疫」が出来ていたそうです。 (3)潜伏期間と患者数・死者数 潜伏期間については、はっきりしたことはわかりません。 患者数は全世界で約5億人で、死者数は5千万人~1億人に上りました。 当時の世界の人口は約16億人でしたので、人類の約3分の1が感染したことになります。 しかも致死率が10~20%と極めて高いものでした。 死亡例の多くは発症から48時間以内に死に至っています。 スペイン風邪による死者は、幼児・高齢者・体の弱った人もいましたが、特に15~35歳の若年層に多かったのが特徴です。 この原因は、1888年以前に生まれた人の多くはこのスペイン風邪と同じ種類のインフルエンザウイルスを子供のころに経験(曝露)していて「免疫」が出来ていたためだそうです。 第一次大戦による死者数が約1600万人、第二次大戦による死者数が約5000万人~8000万人ですから、スペイン風邪は世界大戦を上回る犠牲者を出したことになります。 ちなみに日本(当時の人口は約5500万人)では、感染率42%で、約45万人が亡くなっています。 (4)日本の内務省衛生局の予防法の呼びかけ 2019年1月には、内務省衛生局が国民大衆向けに「流行性感冒予防(はやりかぜよぼう)心得(こころゑ)」を出しています。 「咳 せき や嚏 くしゃみ をすると眼 め にも見えない程微細 こまか な泡沫 とばしり が三、四尺周囲 まわり に吹き飛ばされ夫 そ れを吸ひ込んだ者は此病 このやまひ に罹 かゝ る」と説明し、予防法を記しています。 「病人又 また は病人らしい者、咳する者には近寄つてはならぬ」 「沢山 たくさん 人の集つて居 い る所に立ち入るな」 「鼻、口、を「ハンケチ」手拭 てぬぐひ などで軽く被 おほ ひなさい」 100年前の「スペイン風邪」予防法も、現在の「新型コロナウイルス肺炎」の予防対策と基本的に変わっていませんね。 (5)「スペイン風邪」と命名された由来 アメリカが発生源なのに、なぜ「スペイン風邪」と呼ばれるのか不思議ですよね。 多くの人はスペインが発生源と誤解しているのではないかと思います。 これは、第一次世界大戦当時スペインがヨーロッパの中で数少ない「中立国」で、「戦時報道統制」の外にあったことが背景にあります。 「この新型ウイルスの感染と惨状が、スペインから世界に発信された」ことが原因です。 スペインでは約800万人が感染し、国王アルフォンソ13世や政府関係者も感染しています。 日本では当初、「スペインで奇病流行」と報道されました。 現在猛威を振るっている「新型コロナウイルス肺炎(covid-19)」は中国・武漢から発生しましたが、しているのは、この「スペイン風邪」のことが頭にあるからかもしれません。

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新型コロナウイルスいつまで続く?収束する?SARSやMERSと比較

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(IDWR 2005年第6号) 中国南部の広東省を起源とした重症な非定型性肺炎の世界的規模の集団発生が、2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS: severe acute respiratory syndrome)の呼称で報告され、これが新型のコロナウイルスが原因であることが突き止められた。 わが国においては、同年4月に新感染症に、ウイルス が特定された6月に指定感染症に指定され、2003年11月5日より感染症法の改正に伴い、第一類感染症としての報告が義務づけられるようになった。 前回 の集団発生は2002年11月16日の中国の症例に始まり、台湾の症例を最後に、2003年7月5日にWHOによって終息宣言が出されたが、32の地域と 国にわたり8,000人を超える症例が報告された。 疫 学 SARSは2002年11月16日に、中国南部広東省で非定型性肺炎の患者が報告されたのに端を 発し、北半球のインド以東のアジアとカナダを中心に、32の地域や国々へ拡大した。 中国では初期に305人の患者(死亡例5人)が発生し、2003年3月 の始めには旅行者を介してベトナムのハノイ市での院内感染や、香港での院内感染を引き起こした。 同年3月12日にWHOは、全世界に向けて異型肺炎の流行 に関する注意喚起(Global Alert)を発し、本格的調査を開始した。 3月15日には、原因不明の重症呼吸器疾患としてsevere acute respiratory syndrome(SARS)と名づけ、「世界規模の健康上の脅威」と位置づけ、異例の旅行勧告も発表した 1)。 2003年12月31日時点のデータによれば、報告症例数は、2002年11 月〜2003年8月に中国を中心に8,096人で、うち774人が死亡している。 起因病原体特定のためのWHOを中心とした各国の協力と、古典的「隔離と検疫」対策を用いて収束がはかられ、2003年4月16日の新型のSARSコロナウイルス(SARS-CoV)特定に続き、7月5日終息宣言が出された。 重症急性呼吸器症候群(SARS)「可能性例」の国別報告数 (2002年11月1日〜2003年7月31日) その後、流行間期の2003年9月にシンガポール、12月に台湾と続いて孤発の実験室内感染が報告され、2004年1月に入り、中国広東省において3例の 市中感染が疑われる症例が報告された。 さらに、2004年4月に中国北京および安徽省において、実験室内感染と思われる例をきっかけに、合計9例(死亡1 例)の患者発生が確認されたが、大規模な拡大はくいとめられた。 SARS-CoV流行の中心は院内感染であったこともあり、症例のほとんどは成人で小児の患者数は少ない。 2003年5月末における中国のデータでは、罹 患率は20〜29歳で最も高く、人口10万人当たり2. 92、次いで40〜49歳(2. 15)、30〜39歳(1. 87)の若年成人に高く、50歳以上の 年齢群ではすべて1. 8以下、10歳未満は0. 16であった 2)。 男女差や人種差は、各集団 発生が生じた地域の状況によって異なり、疾患特性を指摘することは難しい。 SARSの起源、感染経路、病原性、不顕性感染の有無、病態生理、季節的流行の可能性など、依然として不明な点が多い。 集団発生においては「スーパー・ス プレッディング事例」と呼ばれる、ひとりの有症状の患者が多数への感染伝播に関与した事例が注目されているが、そのメカニズムは解明されていない。 わが国では、集団発生期間中に報告のあった可能性例16例と疑い例52例すべてが、他の診断がつき取り下げられたか、あるいはSARS対策専門委員会でSARSの可能性が否定されている 3)。 SARSは、この科に属する新型のSARSコロナウイルス(SARS-CoV) (図)により引き起こされる、全身性の感染症である 4)。 SARSコロナウイルスの電子顕微鏡像(国立感染症研究所SARS診断グループ提供) このウイルス種は、杓子状の突起を表面に有するエンベロープを持ち、ウイルス核酸そのものに感染性が有ることが知られ、29,000〜31,000ヌクレオチドの塩基を持つとされている 5)。 ブタ、マウス、ニワトリ、七面鳥などに呼吸器系、消化管、肝臓、神経系などの病気をおこす動物コロナウイルスのあることも知られているが、SARS- CoVは、これらとは遺伝子的にも大きく異なる。 一般的に、コロナウイルスは変異しやすいことも知られており、ワクチンや治療薬の開発上の今後の問題点と されている。 感染経路は、飛沫および接触(糞口)感染が主体とされるが、空気感染の可能性を含め依然議論の余地がある。 ヒトで感染源となるのは有症者だけで、現在までのところ発症前の患者が感染源となったという報告は確認されていない。 動物の媒介(ハクビシン、タヌキ、ネ ズミ他)、食品の媒介も示唆され、消化器症状を伴う例も多く見られることから、糞口感染が主体ではないかとの議論もある 6)。 野生動物の感染伝播に果たす役割については、依然結論は出ていない。 臨床症状・徴候 潜伏期は2〜10日、平均5日であるが、より長い潜伏期の報告もまれにはある 2)。 SARSの自然経過としては、発 病第1週に発熱、悪寒戦慄、筋肉痛など、突然のインフルエンザ様の前駆症状で発症する。 疾患特異的な症状や症状群は確認されていない。 発熱歴が最も頻繁に 報告されるが、初期の検温ではみられないこともありうる。 発病第2週には非定型肺炎へ進行し、咳嗽(初期には乾性)、呼吸困難がみられる。 下痢は発病第1 週にもみられるが、一般的には第2週目により多く報告されている。 感染の伝播は主に発症10日目前後をピークとし、発症第2週の間に起こる 6, 7)。 SARSに特異的な血液学的、生化学的パラメーターはないが、病状とともに進行するリンパ球減少、血小板減少、APTTの延長、LDH上昇、血清電解質の異常などが複数の研究により報告されている。 ALT、AST、CPKの上昇の報告はあまり多くない 7)。 無症候の場合もほとんどの患者で、最も早期で第3〜4病日に胸部レントゲン、あるいはCT上の変化がみられる。 典型的な所見では、細葉の変化の所見や斑状 影が片側の末梢肺野に始まり、陰影の増多またはすりガラス様陰影へ進行する。 移行性の陰影もある。 さらに進行した病期では、時に自然気胸、気縦隔、胸膜下 線維症や嚢胞性変化などを含む所見がみられることがある 8)。 病理組織像は間質性浮腫や線維化、細葉への間質液の浸潤、下肺野の無気肺などが主体のARDSの所見を示す 9)。 成人例では胸部所見、症状から、インフルエンザ、マイコプラズマ、レジオネラなどをはじめとした肺炎が鑑別対象となる。 また、既知のコロナウイルスの活動 期は季節的にこれらの患者が増加する時期と重なることから、診断時には十分な注意が必要である。 小児例ではこれ以外にも、RSウイルス感染なども鑑別対象 となる。 SARSの致死率は感染者の年齢、基礎疾患、感染経路、曝露したウイルスの量、国によって大きく異なる。 全体としてはおよそ9. 男性であること、基礎疾患 の存在も高致死率のリスク因子とされている 10)。 1カ月以上人工呼吸治療を続けても死亡する例がある。 無熱の発症や、細菌性の敗血症または肺炎の併発のような非定型的な発症の仕方が、高齢者における問題点として特に取り上げられている。 一般にこの年齢層 は、免疫力の低下や基 礎疾患を伴っていることが多く、他の年齢層より頻繁に医療施設を利用するなど、院内感染伝播の事例の発生につながっている。 また、小児におけるSARSの 報告頻度は低く、12歳未満では咳嗽、鼻汁のみなど、より軽症なことが多い。 妊娠中のSARS感染は、妊娠初期では流産の、妊娠後期では母体の死亡の増加 につながる例のあることが報告されている。 病原診断 SARS-CoV検査法としては、ウイルス分離、RT-PCR法、LAMP法、血清抗体測定が実施可能であるが、病原体診断によるSARSの早期診断は 現段階では困難である。 病原体検査陰性がそのまま感染を否定するものではなく、診断は臨床所見に加え、感染曝露歴の有無、他疾患の除外により行われなけれ ばならない。 臨床検体としては、糞便、喀痰、鼻咽腔ぬぐい液、血清などを用いるが、検体採取時期により検出率に影響が出る。 また、各検査法には下記のよう な特徴があり 11)、安全上の問題から、P3施設以外でのSARS-CoVの取り扱いは行わないこととなっている。 ウイルス分離:検体からウイルスそのものを分離検出するため、確実な診断が可能であるが、感度が低く、時間を要する。 RT-PCR法:SARS-CoVのRNAを検出する迅速な検査法で、特異度も高いとされるが、感度が十分と言えず、陰性結果がただちにSARSの否定にはならない。 病期によりウイルス排泄量が異なるため検出感度が影響され、発症後10日前後が最も高い。 血清抗体価測定:ELISA、IFA、NTの3種類があり、いずれも急性期と回復期のペア血清を用いて検査を行う。 治療・予防 有効な根治療法はまだ確立されていない。 病初期には鑑別診断を急ぐとともに、症状の緩和と胸部レントゲン所見の改善を目的として、一般の細菌性肺炎を対 象に、広域スペクトルの抗菌薬療法を行う。 肺病変が進行する場合は、酸素投与や人工呼吸器などによる患者管理が必要となる。 海外では抗ウイルス剤であるリ バビリンの静脈内注射、ステロイド剤の併用療法、インターフェロン療法などに効果が期待できるとの報告もあるが、治療効果が確認されていない 1)。 患者の早期検知と即時隔離と、接触者の自宅隔離(検疫)以外には、特に有効な予防措置はない。 一般的呼吸器感染症の予防策として手洗い、うがい、マスク着用、体力や免疫力の増強をはかる、人混みへの外出を控えるなどがあげられる 1,7)。 感染症法における取り扱い 2012年7月更新) 全数報告対象( 2 類感染症)であり、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出なければならない。 届出基準は 学校保健安全法における取り扱い 2012年3月30日更新) 第 1 種の感染症に定められており、治癒するまで出席停止とされている。 また、以下の場合も出席停止期間となる。 ・患者のある家に居住する者又はかかっている疑いがある者については、予防処置の施行その他の事情により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで。 ・発生した地域から通学する者については、その発生状況により必要と認めたとき、学校医の意見を聞いて適当と認める期間 ・流行地を旅行した者については、その状況により必要と認めたとき、学校医の意見を聞いて適当と認める期間 1)CSR, WHO: Severe acute respiratory syndrome(SARS): Status of the outbreak and lessons for the immediate future. WHO, Geneva, 2003(May) ().

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コロナウィルス(新型肺炎)の終息(収束)期間はいつ?SARSとMERSのデータから予想

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2019年12月8日に武漢市は原因不明のウイルス性肺炎に感染した患者を初めて確認した。 その後も原因不明の肺炎の症例は増えている。 出典元:FNNニュース あれよあれよと感染被害状況が拡大していっているのでもはやわからなくなって来てしまいますよね。 簡単に時系列でまとめてみました。 【2019年12月8日】 中国・武漢にて原因不明の肺炎患者が確認された。 その後も武漢市中心部にある海鮮市場で原因不明の肺炎患者が相次ぐ。 【2020年1月1日】 武漢の海鮮市場が休業となる。 【2020年1月9日】 中国メディアが、 原因不明の肺炎が新型コロナウイルスによるものと発表。 ここでやっと中国外にも新型肺炎のことが広まり始めました。 【2020年1月11日】 新型コロナウイルスによる 初の死者がでる。 亡くなったのは武漢に住む61歳の男性で、武漢の海鮮市場でいつも商品仕入れなどをしていた方です。 亡くなった知らせが入って来たのは11日ですが、実際には1月9日夜に 呼吸不全で亡くなっていたことがわかりました。 【2020年1月15日】 日本でも新型コロナウイルスが確認される。 感染が確認されたのは 中国武漢に滞在歴がある30代の神奈川県在住の中国籍の男性です。 (その後この男性は快方に向かい退院済み) その後、2人目、3人目と日に日に感染者が日本でも確認され続けています。 2,3,4,5,7人目に感染が確認されたのは、 武漢から日本へ旅行に来ていた武漢在住の中国人です。 他にも、 武漢からのツアー客と接触のあったバス運転手さんやバスガイドさんの感染も確認されました。 チャーター便で帰国した方の中にも何人か新型コロナウイルスの感染が確認されています。 こう振り返ってみると、原因不明の肺炎が確認されてから新型コロナウイルスにたどり着くまで1ヶ月かかっているわけですよね。 これはちょっと遅かったですよね・・・。 その後も日本でも、韓国でもイタリアでも多くの感染者が続出して未だ終息の気配はありませんね。 症状や感染経路などについてはで紹介していますのでチェックしてみてください! スポンサーリンク 新型肺炎 コロナウイルス はいつまで続くのか? 【新型ウイルス分離 日本も成功】 国立感染症研究所は、新型コロナウイルスの分離に成功したことを明らかにした。 国内での分離は初めてで、治療薬などの開発が期待される。 — Yahoo! ニュース YahooNewsTopics 日に日に感染者数は増えていき、ついにはSARS超えをしてしまった新型コロナウイルス。 一体この感染はいつまで続くのでしょうか? 約半年後には東京オリンピックを控えている日本! オリンピック中止というデマが拡散されてしまうくらい、事態は深刻です。 ((デマですよ!デマ!)) 3月現在、まだオリンピックについてはまだ決まったことはありません。 新型コロナウイルスは何ヶ月続いて、いつ終わります!とはさすがに断言できないので、 過去の例(SARSとMERS)を見てみたいと思います。 希望としては同じくらいかそれより早く終息して欲しいですよね・・・。 スポンサーリンク SARSはいつまで続いた?いつ落ち着いた? 【中国だけで感染者数SARS超え】 感染者が中国本土で9692人になったと中国当局が発表。 中国本土の死者は前日から43人増えて213人となりました。 SARSは一体いつ落ち着いたのかというと、 発生から終息まで約9ヶ月かかっています。 もう少し詳しくSARSについて見てみましょう。 名称:SARS 重症急性呼吸器症候群• 病原体:SARSコロナウイルス• 発症地:中国南部の広東省• 主な症状:高熱、痰を伴わない咳、息切れ、呼吸困難• 感染者数:8,098名• 死亡者数:774名• 致死率:約9. そのため、 「感染した患者さんをしっかり隔離すること」や 「しっかり検疫を行うこと」などで終息に向かうことができました。 流行期間が2003年7月5日で終わりとなるのは、WHOが終息宣言をした日にちになります。 2003年4月16日に「SARS」と名付けられましたが「 Severe Acute Respiratory Syndrome」という英語の略であり、これを日本語に訳すと 「重症急性呼吸器症候群」となります。 MERSが確認されたのは2012年にサウジアラビアでなのですが、流行して感染被害が拡大したのは2015年のことです。 2015年にMERSが流行したのが、韓国ですね。 MERSが韓国っていうイメージのある方も多いのではないでしょうか? 韓国で流行したMERSが一体いつ頃落ち着いたかと言うと、 終息宣言が出るまで約7ヶ月半ほどかかっています。 ちなみに感染のピークは過ぎていますが、 MERSは今でも感染報告があります。 名称:MERS 中東呼吸器症候群• 病原体:MERSコロナウイルス ラクダが感染源動物と言われている• 発症地:中東 アラビア半島諸国• 主な症状:発熱、咳、息切れ、下痢• 感染者数:約2,500名• 死亡者数:858名• 致死率:約35%• 実際に韓国で感染したのは186人の感染と言われています 死者は38名でした。 中東が発症源と言われるMERSが韓国で流行してしまったのは、 中東にあるバーレーンへ出張で出かけた際にMERSにかかり、韓国帰国後に感染が確認されたためです。 MERSは「 Middle East Respiratory Syndrome」の略で日本語に訳すと 「中東呼吸器症候群」となります。 スポンサーリンク 新型肺炎 コロナウイルス はいつまで続くのか! 話は今の新型コロナウイルスに戻って、こちらは一体いつまで続くのでしょうか? SARSとMERSを踏まえると、7〜9ヶ月くらいかかっちゃうんじゃないの?と言う予測が立てられますね。 7ヶ月としてももう季節は夏に突入してしまいます。 そしてオリンピックも来てしまいますね。 SARSやMERSには見られなかった特徴として、今回の新型コロナウイルスは 「潜伏期間にも感染する」という特徴があります。 1月末、日本でも新型コロナウイルスの分離に成功したので、一刻も早い終息に向かってワクチン開発などをして欲しいですね。 日本国内でもスポーツジムやライブハウスなど閉鎖的な空間では感染するリスクが高いと発表されましたね。 3月9日追記:専門家会議のメンバーが以下のような可能性を話しています。 新型コロナウイルス感染症の対応について 「数カ月から半年、年を越えて続くかもしれない」と話し、長期化する可能性を示唆した。 経済にも大打撃を受けているので、年越えていくのはちょっと勘弁してほしいですね。 スポンサーリンク まとめ 今回は、新型肺炎・新型コロナウイルスはいつまで続くのか、 SARSやMERSはいつ落ち着いたのかを元に予測して見ました。 SARSが終息までにかかった期間は約9ヶ月、MERSが韓国で流行した際に終息までにかかった期間は約7ヶ月半でした。 半年以上はやはり終息までに時間がかかりそうですね。 SARS超えと言われている状況なのでもしかしたら9ヶ月以上の時間を要する可能性もありますよね。 しかし今年は東京オリンピックもあるので、なんとか早めの終息を祈りたいですね!! また情報があれば追記していきたいと思います。

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