真実の行方。 『真実の行方』☆☆☆☆☆☆☆☆ エドワード・ノートン衝撃のデビュー作。ネタバレ映画レビューブログ

『真実の行方』最大の伏線を解説!あらすじネタバレキャスト!エドワード・ノートンの名演と2段オチ考察

真実の行方

2018年、『万引き家族』でカンヌ国際映画祭のパルムドールという最高の栄誉に輝いた是枝裕和監督。 彼がカンヌの授賞式直後に向かった先は、ニューヨークだった。 目的は、イーサン・ホークとの出演交渉のため。 監督初となる国際共同製作作品『真実』が、既に動き始めていた。 豪華キャスト、スタッフとの言語と文化の違いを楽しみながら乗り越えていく、刺激的なチャレンジとなった『真実』は、日本人監督初となる、ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門オープニング作品に選出。 更なる国際的な活躍に、映画界の期待がより一層高まる。 主演は、映画界の至宝、『シェルブールの雨傘』のカトリーヌ・ドヌーヴ。 彼女の娘役に、『ポンヌフの恋人』のジュリエット・ビノシュ。 その夫役に、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『6才のボクが、大人になるまで。 』のイーサン・ホーク。 錚々たるキャストを迎え、母と娘の愛憎うず巻く感動ドラマが誕生した。 さらに本作は、日本人監督初となる、ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門オープニング作品に決定。 世界を股に掛けた、更なる活躍に早くも期待が高まる。 読後感の明るいものを作りたいという想いが強くありました。 前作がバッドエンドだったとは思いませんが、今回は自分の中でも最も明るい方へ振ろうと決めて現場に入りました。 (リチャード・)リンクレイターとの仕事を見ていて、今回のような作品を面白がってくれるだろうと。 (カトリーヌ・)ドヌーヴさんも俳優として彼のことが大好きで、正式に決まる前から脚本を「イーサンをイメージして読んだ」とおっしゃっていました。 役者から疑問をぶつけられるのは、とても大事なことです。 (樹木)希林さんにも、よく聞かれました。 母親に幸せな家族を見せつけるためだとか、彼が実はお酒をやめていてなど、全てイーサンとのやり取りの中で作っていきました。 ハンクの弱点を書いてくれて、非常に演じやすくなったと言われましたね。 声ですね。 劇中のマノンも魅力的なハスキーボイスだという設定に変えました。 彼女に合わせて少し書き直しました。 プロデューサー陣に第一稿を読んでもらった時に、「こういう言い方はしない」「この設定は違う」という意見が出たので、それを受け止めて修正していくという作業をしました。 この年齢の子供とは川の字では寝ないとか、フランス人は70歳を過ぎても階段なんか気にしないとか。 全てを受け入れたわけではありませんが。 フランスでは、映画というものが、観ることも撮影することも日常なんです。 日本はお祓いから入って寝食を共にして、お祭りやイベントですよね。 僕に関して言うと、一度も体調を崩すこともなく、正しいやり方だと思いましたが、今日は調子が出てきたからもう少し撮りたいなと物足りないところもありました。 最初は変えるつもりだったんです。 (ジュリエット・)ビノシュさんから自分の中に役を落とし込むのに3週間かかるから、前日に台本を直して当日渡すようなことはやめてほしいと言われたので。 その時はそうすると約束したのですが、撮影が始まったらすぐに破ってしまいました。 ビノシュさんは「諦めた」と言ってましたね(笑)。 そこに呼ばれて、「今日のここなんだけれど、こういう風に言っていいかしら」と。 マノンの目を見て「小鹿みたい」と褒める台詞もそうです。 いろいろ提案してくださる。 希林さんと一緒でしたね。 そこがやっぱりすごいと思います。 自分でもわかっていて、それが出るととても嬉しそうにされて、「今のが、OK」と。 「今晩8時にディナーの約束をしているの」という日は、早い段階でそれが出ましたね(笑)。 その点、ビノシュさんは正反対で、既にベストなテイクがあっても、もっとよくなるんじゃないかと何度もトライしたいタイプでした。 対決のシーンは、昼間のうちにたまっていったリュミールの想いが噴出し、娘に引き金を引かれた母親がどう反撃しつつ、ある種のもろさを出すかというところが重要でした。 和解のシーンは、抱き合った後に女優に戻る母に娘が仕掛け返すシーン、あれは撮影途中で書いたシーンで、何テイクか撮って編集で着地点を決めています。 人間と空間を非常に瑞々しく撮っている。 僕がカットバックで考えていたものをワンカットで撮るなど、すごく動き回っているのですが、全てが的確なワークで見事でした。 テーマは動物園。 ファビエンヌに魔法で動物に変えられた大人たちがいるにぎやかな空間に、孫娘が遊びに来た時に響いている音楽というイメージです。 あそこまで、豹柄が似合う人はいませんよね(笑)。 1943年10月22日、フランス、パリ生まれ。 1957年にデビュー。 ロジェ・ヴァディム監督の『悪徳の栄え』(62)、ジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』(63)の主演でスターの座を獲得する。 ドゥミ監督作品は、『ロシュフォールの恋人たち』(66)と『ロバと王女』(70)にも出演。 さらに、ルイス・ブニュエル監督の『昼顔』(67)と『哀しみのトリスターナ』(70)での妖艶な魅力で新境地を開拓する。 名匠フランソワ・トリュフォー監督とは『暗くなるまでこの恋を』(69)とセザール賞を受賞した『終電車』(80)で組み、『インドシナ』(92)では2度目のセザール賞に輝くと共にアカデミー賞 Rにもノミネートされ、フランス映画のアイコンとして君臨する。 近年では、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『8人の女たち』(02)、セザール賞にノミネートされた『しあわせの雨傘』(10)などフランソワ・オゾン監督作品でも高く評価され、2008年にはカンヌ国際映画祭で特別賞を贈られる。 その他の出演作は、アンドレ・テシネ監督の『海辺のホテルにて』(81)と『夜の子供たち』(96)、ヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞した『ヴァンドーム広場』(98)、レオス・カラックス監督の『ポーラX』(99)、セザール賞にノミネートされた『太陽のめざめ』(15)など。 1964年3月9日、フランス、パリ生まれ。 巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督の『ゴダールのマリア』(84)で注目され、アンドレ・テシネ監督の『ランデヴー』(85)でセザール賞にノミネートされる。 続くレオス・カラックス監督の『汚れた血』(86)で日本でも高い人気を獲得し、フィリップ・カウフマン監督の『存在の耐えられない軽さ』(88)でアメリカに進出する。 その後も国際的に活躍し、『トリコロール/青の愛』(93)でセザール賞、ヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞し、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。 さらに、アンソニー・ミンゲラ監督の『イングリッシュ・ペイシェント』(96)でアカデミー賞 Rに輝き、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、続く『ショコラ』(00)でも再びオスカーにノミネートされる。 カンヌ国際映画祭では、『トスカーナの贋作』(10)で女優賞を受賞、オリヴィエ・アサイヤス監督の『アクトレス~女たちの舞台~』(14)でセザール賞にノミネートされるなど、その高い演技力に世界から惜しみない称賛が送り続けられている。 その他の出演作は、ルイ・マル監督の『ダメージ』(92)、『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』(07)、『GODZILLA ゴジラ』(14)、『ゴースト・イン・ザ・シェル』(17)など。 1970年11月6日、アメリカ、テキサス州生まれ。 ロビン・ウィリアムズ主演の大ヒット作『いまを生きる』(89)の生徒役で一躍注目され、ベン・スティラー監督・共演の『リアリティ・バイツ』(94)で世界的な人気を得る。 その後、デンゼル・ワシントン共演の『トレーニング デイ』(01)でアカデミー賞 Rにノミネートされ、演技派俳優としても認められる。 リチャード・リンクレイター監督とのコラボレーションでも知られ、『恋人までの距離(DISTANCE)』(95)と、その続編で共同脚本も手掛けてアカデミー賞 R脚色賞にノミネートされた『ビフォア・サンセット』(04)と『ビフォア・ミッドナイト』(13)、『ニュートン・ボーイズ』(98)、声の出演をしたアニメーション作品『ウェイキング・ライフ』(01)、『テープ』(01)、『ファーストフード・ネイション』(06)に出演する。 リンクレイターが数々の賞に輝いた『6才のボクが、大人になるまで。 』(14)の父親役でも絶賛され、アカデミー賞 Rとゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞にノミネートされる。 その他の出演作は、『ガタカ』(97)、『大いなる遺産』(98)、『魂のゆくえ』(17)など。 監督業にも進出、自伝的小説を自ら映画化した『痛いほどきみが好きなのに』(06)などがある。 1979年7月3日、フランス生まれ。 『焼け石に水』(00)、カトリーヌ・ドヌーヴ、ファニー・アルダンらフランスの大女優たちと共演し、彼女らと共にベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた『8人の女たち』(02)、アメリカでもヒットしてその存在を広く知られた『スイミング・プール』(03)など、フランスが誇る異才フランソワ・オゾン監督の作品で高く評価される。 その他の出演作は、アラン・レネ監督の『お家に帰りたい』(89)、ハリウッドに進出した『ピーター・パン』(03)、主演作『情痴 アヴァンチュール』(05)、アルフォンソ・キュアロン監督のパートに出演したオムニバス映画『パリ、ジュテーム』(06)、セザール賞にノミネートされた『ある秘密』(07)、ドヌーヴと共演した『愛のあしあと』(11)など。 フランス生まれ。 26歳。 2014年から演技の勉強を始め、2015年から名門演劇学校クール・フローラン、2016年からフランス国立高等演劇学校で舞台俳優として活躍。 また、『Le Sully』(12)、『She Walks』(14)、『Adagio』(16)など若手監督の短編映画にも出演する。 コンセルヴァトワール(仏国立高等演劇学校)在学中に、本作のオーディションを受け、長編映画は未経験ながら、新進女優マノン役に大抜擢される。 この役はもともとイザベルという架空の名前だったが、のちに監督によって、役柄通り新進女優であるマノン本人の名前に変更された。 1962年6月6日、東京都生まれ。 早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。 2014年に独立し制作者集団「分福」を立ち上げる。 1995年、『幻の光』で監督デビューし、ヴェネチア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞。 2004年の『誰も知らない』では、主演を務めた柳楽優弥がカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞。 その他、『ワンダフルライフ』(98)、『花よりもなほ』(06)、『歩いても 歩いても』(08)、『空気人形』(09)、『奇跡』(11)などを手掛ける。 2013年、『そして父になる』で第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を始め、国内外で多数の賞を受賞。 『海街diary』(15)はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、日本アカデミー賞最優秀作品賞他4冠に輝く。 『海よりもまだ深く』(16)が映画祭「ある視点」部門正式出品。 『三度目の殺人』(17)は第74回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品、日本アカデミー賞最優秀作品賞他6冠に輝いた。 さらに、『万引き家族』(18)が、第71回カンヌ国際映画祭で栄えある最高賞のパルムドールを受賞し、第91回アカデミー賞 R外国語映画賞にノミネートされ、第44回セザール賞外国映画賞を獲得し、第42回日本アカデミー賞では最優秀賞を最多8部門受賞する。 数多くの映画の宣伝を手掛ける。 また、是枝裕和監督の『海街diary』(15)、『三度目の殺人』(17)、『万引き家族』(18)のフランスでの宣伝を担当する。 2019年、フランス人アーティストのプリュンヌ・ヌーリーが監督した自身についてのドキュメンタリー映画『Serendipity』で、共同プロデューサーを務める。 1961年、フランス、パリ生まれ。 パトリス・シェロー監督の『愛する者よ、列車に乗れ』(98)でセザール賞を受賞し、オリヴィエ・アサイヤス監督の『クリーン』(04)、シェロー監督の『ガブリエル』(05)、アラン・レネ監督の『六つの心』(06)、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の『クリスマス・ストーリー』(08)、レネ監督の『風にそよぐ草』(09)でセザール賞に5度ノミネートされる。 さらに、ウォルター・サレス監督の『モーターサイクル・ダイアリーズ』(04)で、英国アカデミー賞にノミネートされ、インディペンデント・スピリット賞を受賞する。 その他の作品は、ショーン・ペン監督の『イントゥ・ザ・ワイルド』(07)、サレス監督の『オン・ザ・ロード』(12)、ニコール・キッドマン主演の『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(14)など。 1953年生まれ。 マッツ・ミケルセン主演の『バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い』(13)でセザール賞を受賞し、モーリス・ピアラ監督の『ヴァン・ゴッホ』(91)、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の『ヴァンドーム広場』(98)、『メゾン ある娼館の記憶』(11)、マリオン・コティヤール主演の『愛を綴る女』(16)でセザール賞に4度ノミネートされる。 ダルデンヌ兄弟監督作品で知られ、『イゴールの約束』(96)、『ロゼッタ』(99)、『息子のまなざし』(02)、『ある子供』(05)、『ロルナの祈り』(08)、『少年と自転車』(11)、『サンドラの週末』(14)、『午後8時の訪問者』(16)を担当する。 その他の作品は、フランソワ・オゾン監督の『ふたりの5つの分かれ路』(04)、セドリック・カーン監督の『ワイルド・ライフ』(14)など。 フランソワ・オゾン監督作品で知られ、カトリーヌ・ドヌーヴ出演の『8人の女たち』(02)、『ふたりの5つの分かれ路』(04)、『ぼくを葬る』(05)、『エンジェル』(07)、ドヌーヴ主演の『しあわせの雨傘』(10)、『危険なプロット』(12)、『17歳』(13)、『彼は秘密の女ともだち』(14)、『婚約者の友人』(16)、『2重螺旋の恋人』(17)を手掛ける。 その他の作品は、『薬指の標本』(04)、パトリス・ルコント監督の『暮れ逢い』(13)、ドヌーヴ主演の『ミス・ブルターニュの恋』(13)と『太陽のめざめ』(15)、『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』(17)、マチュー・アマルリック監督・出演の『バルバラ ~セーヌの黒いバラ~』(17)など。 『ルノワール 陽だまりの裸婦』(12)でセザール賞に輝く。

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トゥルース 真実の行方 あらすじ

真実の行方

何も知らずに見て欲しい。 【ストーリー】 大司教惨殺事件で逮捕されたのは、彼の侍者のアーロンという青年だった。 売名家と呼ばれている弁護士マーティンは、事件の話題性から無償での弁護を申し出た。 そんな時、アーロンの精神分析を担当したアーリントン女医がつかんだ事実とは……。 『ユージュアルサスペクツ』や『』、『セブン』などが有名か。 はっきり言ってこの紹介の仕方は最悪だ。 これから面白い話するね。 と言われて面白かった事など一回もない。 それと同じで衝撃のラストと言われると構えてしまう。 どうせ何かあるんだろうなと思って見る映画は楽しさ半減だ。 っで、この映画。 『真実の行方』 この映画はまさに衝撃のラスト。 そして後味の悪さ。 このラストが真実の行方の9割を占めていると言っても過言ではない。 約2時間ある弁護士と検事のやり合いははっきり言ってそんなに面白くない。 財団の話や街の再開発は蛇足だと思う。 でも、真実の行方は名作の1つだ。 衝撃のラストだけで名作入りをしている。 何の予備知識を持たずに見たらどれだけ楽しいか。 情報が簡単に手に入る時代。 それが映画の楽しさを奪っている。 真実の行方はその最たる例だろう。 もし友達に勧める時は黙った勧めてください。 真実の行方は何も知らずに見なければいけない! シカゴのカトリック教会で大司教が惨殺される。 血まみれの服装で現場から逃げる犯人と思われる人物の逃走劇はテレビで中継されていた。 捕まったのは大司教の侍者だったアーロン エドワード・ノートン 弁護士のマーティン リチャード・ギア はテレビ中継を見ていて、この話題の事件の弁護を無償で買って出るのだった。 アーロンは自分は殺していないと主張。 大司教にはホームレスをしていた時に救ってもらった恩があり父親同然の存在だったと言う。 その時の記憶はないが大司教の部屋で別の人物を見たと言う。 さらにアーロンのおどおどした表情を見たマーティンは別の真犯人がいると考える。 マーティンはアーロンが失っている記憶を呼び戻そうと精神分析医のモリー フランシス・マクドーマンド を頼る。 だが、検事のジャネット ローラ・リニー が提出する証拠はアーロンが犯人である事を示していた。 マーティンは大司教の財団が街の再開発で市の上層部と手を組んでいた事実を掴む。 だが、大司教は再開発によって家を追われた貧困層に同情し再開発はストップしていた。 それにより市の要人は大損害を被っていた。 これらの事から大司教はアーロン以外の人物に殺されたと強く思う。 さらにアーロンと同じく侍者をしていた人物が不審な動きをしたため追う事に。 その人物からアーロンは大司教の命令で彼女とのポルノを撮られていた事がわかる。 さらにアーロンの彼女が死んでいた事も。 やはり復讐でアーロンが大司教を殺したんじゃないかと考え直すマーティン。 問い詰めた結果、アーロンは態度が一変。 攻撃的な態度になり、マーティンの呼び方も変わる。 彼の名前はロイ。 アーロンがピンチになった時に表れる別人格だった。 彼は自分が大司教を殺したと告白する。 あのセックステープが動機だったと。 モリーによるとアーロンは幼い頃の父親からの虐待によってもう1つの人格が形成されたと。 アーロンは犯罪者ではなく、病気の若者。 刑務所ではなく病院に行くべきだと言う。 だが、第三者の犯行の線で裁判を進めていたマーティンは困る。 途中から答弁は変更できないし、心神喪失の証明は難しいと。 アーロンが父親と大司教から虐待を受けていた事実を陪審員に知らせる方法を考える。 その結果、相手の検事にセックステープを渡して相手から証拠の提出をさせようと考える。 検事は殺人の動機が知りたかったので、このセックステープを法廷に提出。 これで証拠と動機が揃ったのでマーティンの敗訴が確定的に。 マーティンはモリーを証言台に呼び、アーロンは二重人格だと説明させる。 だが、根拠がなく今まで第三者の犯行で裁判を進めていた為この発言は無効になる。 今度はアーロンを証言台に呼びだす。 そこでマーティンはアーロンにストレスを与える。 さらに検事からの圧力も加わりアーロンは証言中にロイに切り替わる。 ロイは検事の首を絞めたりして暴走。 周りの警備員に取り押さえられる事態に。 この光景を見た判事は裁判の無効を言い渡すのだった。 その後、アーロンの元を訪れたマーティン。 彼は法廷での暴走を覚えていなかった。 裁判が無効になりアーロンは無罪。 病院に行き精神鑑定をする事を伝える。 喜ぶアーロンはマーティンにお礼を言う。 「検事にお詫びしてください 首が早く治るように」 この言葉を聞いたマーティンは違和感を覚える。 「何も覚えてないと言ったはずだ なぜ彼女の首の事を」 手を叩き、笑みを浮かべるマーティン。 「さすが頭がいいや マーティン あんたの嬉しそうな顔を見て つい…でも良かった 本当は打ち明けたくて。 どっちに話させようかと アーロンかロイか 弁護士と依頼人の関係だから秘密を話そう どっちから聞こうが話は同じさ」 「ロイはいなかった」 「あんたがそんな事言うなんてがっかりだ。 存在してないのはアーロンの方なのさ」 これを聞いて呆然とするマーティン。 彼は静かに裁判所から立ち去るのだった。 最後が全てです。 アーロンは二重人格じゃなかった。 そもそもアーロンはいなかった。 それをわざとマーティンに伝える。 その時のマーティンの表情。 マスコミがいる表口ではなく、裏口からひっそりと出るマーティン。 後味の悪いラスト。 でも、不快感はなかった。 それはアーロンという人物に不快感がなかった訳ではない。 映画の終わり方としては最高だったから不快感を感じさせないのだ。 最後のアーロンの告白まではあまり面白くない。 意味のない宅地開発のくだり。 地元の悪い連中とのやり取り。 元彼女の検事との関係。 これらは全くいらなかった。 さらに言うと弁護士側の連中の軽さが気になる。 弁護を無償で受ける動機も、注目を集めてる事件だからと軽い。 弁護も最終的には勝ったけど、検事との頭脳戦みたいな描写はない。 法廷物としてはイマイチだ。 何よりもリチャード・ギア。 彼のアメリカンジゴロのキャラは真実の行方には不似合いだ。 彼の軽い感じ。 内には熱いものを秘めてそうな言葉もあったけど説得力はない。 だから最後に裏切られた時もそこまでかわいそうではない。 上手く騙されたなーってだけだ。 この最後までイマイチ面白くない映画が名作の1つに挙げられるのはラストの秀逸さ。 エドワード・ノートンの完璧な演技のお陰だろう。 真実の行方はエドワード・ノートンじゃないと成立しない! 真実の行方がデビュー作のエドワード・ノートン。 怪物です。 主演のリチャード・ギアがかわいそうになる。 エドワード・ノートンの演技がなければ真実の行方は何の説得力もなく、ただのつまらない法廷映画に成り下がっていた。 二重人格のリアリティが真実の行方の肝だ。 それを見た人全員に信じさせたエドワード・ノートンは怪物だ。 そして最後の告白の場面。 嬉々としてそれまでの事を語るエドワード・ノートン。 このデビュー作で受賞こそ逃したものの、アカデミー賞助演男優賞にノミネート。 ゴールデングローブ賞では受賞をしている。 『真実の行方』のまとめ 何の予備知識を持たずに見てほしい映画です。 この記事を読んでいる時点でそれは叶わないのですが、、、 友達にまだ真実の行方を見ていない人がいれば何も言わずにオススメしてください。 ストーリーの大司教によるセックステープ。 これは『スポットライト 世紀のスクープ』でも似たような事件が題材になっていた。 アメリカのカトリックの問題は昔からあったのだろう。 真実の行方ではそこが主題になっていないが、暗に告発をしていたに違いない。 「 罪が証明されるまで人は無実。 僕は基本的に人間は善だと信じている。 犯罪は悪人が犯すものとは限らない。 善い人間がとんでもない犯罪を犯す事がある」 こうリチャード・ギアが話すシーンがある。 彼が弁護士をやっている理由みたいなものだ。 この言葉が最後の裏切りによってどう変わったか。 想像するだけで後味が悪い。 でも、映画としては最高のラストだ。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

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